酒蔵探訪

北九州産山田錦で挑む、
洗練の美酒

福岡県
溝上酒造

皿倉山のパワーが宿る
ふもとの地で醸される

江戸時代後期の弘化元(1844)年、豊前国中津(現在の大分県中津市)で創業。この老舗蔵で醸されていた酒は、天空に舞う鶴を吉兆とし、かつて「鶴天心」の銘柄で親しまれていました。

そんな歴史ある溝上酒造が、北九州国定公園内に位置する標高622mの皿倉山のふもとに移り、銘柄を「天心」と改めたのは昭和6(1931)年のこと。当時、北九州市八幡には全国から労働者が集まる官営八幡製鐵所があり、その地酒は賑わいの場に欠かせないものとなりました。北九州きっての絶景の地であり、古代からの逸話が残るパワースポット、皿倉山。その豊かな自然に囲まれた谷間の涼しい気候のもと、山懐からあふれる清らかな湧き水により、世代を超えて人々に愛される地酒が生み出されています。

時代は移ろい、現代へ。「天心」の持ち味は、新鮮な果実を思わせる豊かな香りとまろやかな口当たり。北九州産の山田錦をはじめ地元で栽培された米、そして皿倉山の湧き水で醸される、洗練された美酒として注目されています。