酒蔵探訪

実り豊かな大地への
感謝を込めて

愛媛県
成龍酒造

神秘的な石鎚山に連なる
山々が育む名水

古くから「水の都」として知られる愛媛県西条市。西日本最高峰の石鎚山(標高1982m)に連なる山地から湧き出る、清らかな水が2つの河川となり、さらに2つの平野に豊かな実りをもたらし続けてくれています。

明治10年(1877)、この実り豊かな名水の地で成龍酒造の創始者、鍵屋本家9代当主の首藤鹿之助は酒造りを始めました。江戸から明治へ、時代が大きく変革を遂げた頃。それまで代々の鍵屋本家は、庄屋の米蔵の鍵を預かる仕事をなりわいとしてきましたが、明治時代の庄屋制度廃止に伴い、家業の転換を果たし、地酒造りに取り組んできました。

大切にしているのは、愛する故郷への感謝。西条市で収穫された米、蔵から見える山々からいただく仕込水を使い、織田杜氏と首藤敏孝の2名が醸造責任者として、少数精鋭の蔵人たちによって極寒の冬の数か月だけ酒造りが行われています。そのひとしずくにテロワール(大地の味)が込められた、自然に寄り添う地酒です。