酒蔵探訪

伊勢の米、水で
ハイレベルな酒造りに挑む

三重県
清水清三郎商店

海外のコンクールで
最高賞を受賞

鈴鹿山脈より清冽な水があふれる伊勢平野は、古くから良質な米が生産されてきました。その昔、この地は「味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)」と呼ばれ、全国から訪れる伊勢まいりの人々が伊勢の酒があまりにもおいしいのに驚いたとも伝えられます。

1869(明治2)年、伊勢湾に面した旧若松村(現在は鈴鹿市)で創業したのが、「作(ざく)」の銘柄で全国的に知られる清水清三郎商店です。かつては海に面して港が近いこともあり、多くの醸造業が繁栄しましたが、現在では鈴鹿市で唯一の蔵元となっています。

鈴鹿山脈の伏流水と伊勢平野の良質な米で酒を醸しているのは、伊勢杜氏の伝統を継ぐ鈴鹿で生まれ育った杜氏。近年ではフランスの一流ソムリエら、飲食のプロに選ばれる日本酒コンクール、「Kura Master 2020」において、「作 智(ざく さとり)」が、最高賞のプレジデント賞を受賞するなど、酒質の高さが世界でも評価されています。