酒蔵探訪

九州の肥沃な穀倉地帯で
挑戦を続ける老舗酒蔵

福岡県
篠崎

樫樽で熟成させた
古酒の麦焼酎を得意とする

肥沃な穀倉地帯が広がる九州は、古くから焼酎造りが盛んに行われてきました。なかでも福岡県朝倉郷は、三連水車が回る全国に名だたる穀倉地帯。江戸時代後期、この地に創業した篠崎は、日本酒のほか、樫樽で長期熟成させた古酒の麦焼酎を得意とし、リキュール、ジン、甘酒と多岐にわたる酒造りを続けてきました。厳選した大麦と地元の地下水で仕込み、常圧蒸留後、樫樽で4年以上じっくり熟成させた麦焼酎「千年の眠り」は、全国の焼酎ファンに愛されている人気銘柄です。

篠崎の信条は「麹を使った商品で社会貢献すること」。先人たちから受け継いだ伝統を守りつつ、さまざまな新しい酒造りに挑戦しています。たとえば約100年前、アメリカに単身渡り、麦芽の代わりに日本の麹菌によるウイスキーを造ろうと試みた日本人、高峰譲吉博士に着想を得た「朝倉」シリーズ。麦焼酎をウイスキーのようにアメリカンホワイトオーク樽で寝かせたリキュールです。アメリカのウイスキー業界にこれまでにない手法で挑んだ高峰博士のスピリッツに共感し、復活させたいとの思いで商品化しました。