- ■創業百十余り年の老舗が作る、名産のごばふぐの糠漬け
ふぐと言えば下関のマフグやトラフグが想起されますが、実は石川沖をはじめとする日本海もゴマフグの名産地なのです。ゴマフグの身は少し小ぶりながらも、その肉質と身の旨みはマフグ・トラフグに肩を並べる美味しさ。にも関わらず比較的安価であるため、昔から石川では市民の味として親しまれてきました。
白山連峰のふもと、石川県白山市の旧美川町で100年以上にわたってふぐの加工を続ける「荒忠商店」。代々伝わる糠漬けの製法で、近海の恵みであるふぐの旨みを引き出す業は荒忠商店代々の一子相伝の秘技。毎日見回る木樽に注ぎ足すいわしの魚醤「いしる」の匙加減こそが、まさに美味しさの決め手なのです。
■世界で唯一、糠漬けで培われた奇跡の除毒
ふぐと言えば毒。中でも猛毒をもつ卵巣を、この地では古くは江戸時代から食してきました。その秘密は「除毒」。約1年の塩蔵の後、米糠で約2年漬け込むことで、卵巣の毒は全て消失します。この特殊な除毒方法は、世界でも石川県でしか認められておらず、まさに先人の智慧が生んだ食文化と言えます。
※商品は石川県の検査・認証済みのものです。
■噛めば噛むほどしみ出る旨み
糠漬けされたふぐの身は自らその旨みを凝縮させ、噛めば噛むほど旨みと塩気、 そしてわずかな糠の酸味が拡がります。酒肴としてはもちろんのこと、ごはんにもよく合います。また卵巣は、 魚卵特有の濃厚でコクのある旨みとプチプチとした食感が特徴。身の糠漬けと一緒に、お茶漬けでいただくのがお勧めです!
今回はふぐの身と卵巣の糠漬けに加えて、それぞれの粕漬けもセットにしました。糠漬けした後に、さらに粕漬けにすることで塩味がマイルドになり、糀の薫りがアクセントとなる、糠漬けとはまた違ったお味がお楽しみ頂けます。
■美味しいお召し上がり方
<ふぐの身の糠漬け・粕漬け>
糠・粕を手で落とし、薄くスライス(1~2mm程度)して、そのままお召し上がりください。
お好みによりアルミホイルに包み、弱火で1~2分焼いて薄くスライスしても美味しくお召し上がり頂けます。(焼きすぎると塩気が増しますのでご注意ください)
<ふぐの子(卵巣)の糠漬け・粕漬け>
糠、粕を手で落とし、1cm間隔に輪切りにしてアルミホイルに包み、弱火で1~2分焼いてお召し上がり下さい。
- 商品コード
- DC004900
- 内容
- ふぐ糠漬120g、ふぐ粕漬120g、ふぐ卵巣糠漬130g、ふぐ卵巣粕漬130g
- 原材料
- <ふぐ糠漬>
ごまふぐ、米糠、米糀、魚汁、食塩
<ふぐ卵巣糠漬>
ごまふぐ卵巣、米糠、米糀、魚汁、食塩
<ふぐ粕漬>
ごまふぐ、酒粕、甘味料(ステビア)、調味料(アミノ酸等)、水あめ、食塩
<ふぐ卵巣粕漬>
ごまふぐ卵巣、酒粕、甘味料(ステビア)、調味料(アミノ酸等)、水あめ、食塩
- 保存方法
- 冷蔵
- 賞味期限
- 製造日より90日