- ■田中商店伝統の味を大切に
日本橋にまだ魚河岸があった時代、田中商店もまた日本橋に店舗をかまえ、その頃は干物屋を営んでいたそう。
魚河岸が日本橋から築地に移転し、田中商店も築地に店を構えた。
その時の初代(祖父)が粕漬けが好物だったのが田中商店の粕漬けの原点だ。
はじめは自分が食べるために40年ほど前から作りはじめたのがきっかけだった。
その美味しさはまたたく間に広がり、ついには商品となって誕生した。
この味を出すには、手間と時間がかかる。
すべてが手作業のため、一日に約100枚程度しか作れない。
先代からの味を変えずに作るためには、決して手抜きをしない。
1枚1枚手作業で作りあげる匠の情熱が、この味を守り続けていくための極意である。
■手間かけて丁寧に
通常の粕漬けは、白い色をした粕にまとわれていることが多いが、ここ築地田中商店の粕漬けは、少しクリームがかった茶色のオリジナル粕をまとっている。
このオリジナル粕は「ふみこみ粕」とも言われている。
もとは白色の粕を、何度も何度も熟成・発酵を繰り返し、1年もの時間をかけて作られている。
完成した粕は、甘さ控えめであっさりしているがまろやかで、口の中に広がるコクと味の深みがしっかりとしているのが特徴である。
みりんに加えられている甘みは、沖縄の黒砂糖、そして三温糖を使っている。
田中商店の粕漬けは、添加物などの余計なものを一切使わず、安心・安全にそして手間と時間をかけて丁寧に作られている。
■熱い思い
粕漬けを作っている田中さんは笑顔が絶えない。理由を聞いてみた。
「粕漬けを作っている時は幸せなんだよ。とても楽しくて時間を忘れちゃうときだって、ままあるんだよ。」そう教えてくれた。
田中商店の粕漬けを食べている人の笑顔を思いながら作っているそうだ。その時間が至福の時間だと話してくれた。
もちろんそのためには妥協や手抜きは一切せずに、より良い原料を求めてそして伝統の味を守り続けていくという熱い思いがあった。
■美味しいお召し上がり方・保存方法
【銀だら、さわら、紅鮭】
水洗いをせずに箸やキッチンペーパー等で軽く粕を落としてから、中火以下の火力でゆっくりと焼いてください。
【たらこ】
1口サイズに切って、生のままでお召し上がり下さい。
お好みでオーブントースター等で軽くあぶっても美味しくいただけます。
- 商品コード
- DF000517
- 内容
- 銀だら 80g×2、さわら 80g×2、紅鮭 80g×2、たらこ 1パック
- 原材料
- 【銀だら】銀だら(アメリカ産)、酒粕、黒砂糖、三温糖、天日塩、酒精
【さわら】さわら(韓国産)、酒粕、黒砂糖、三温糖、天日塩、酒精
【紅鮭】紅鮭(ロシア産)、酒粕、黒砂糖、三温糖、天日塩、酒精
【たらこ】たらこ(アメリカ産)、酒粕、黒砂糖、三温糖、食塩、酒精
- 保存方法
- 冷凍
- 賞味期限
- 出荷日含む30日目安