- ■独自の進化を遂げた、飴で炊く金沢佃煮
江戸時代の参勤交代の際に、道中の保存食として江戸の佃島から持ち帰った佃煮が、加賀の醤油と米飴によって独自の味に進化を遂げたのが「加賀佃煮」。その特徴はまろやかな醤油の風味と甘み。醤油による塩辛さを押さえ、米飴や麦芽飴によってほんのり甘く仕上げてあります。
佃食品は自身の苗字に縁を感じ、初代・佃佐吉が呉服屋から転身し築き上げた佃煮の名店。主計町茶屋街のすぐそば、金沢市下新町に本店を構え、味にうるさい芸妓さんや旦那衆の厳しい舌と耳目にさらされながら、高い評価を得続けてきた佃煮の専門店です。「厳しいお客様に育ててもらったから今の味がある」とは2代目社長・佃一成の言。
調味液を継ぎ足しながら大釜で炊く佃煮が一般的である中、佃食品は炊き上げる都度、調味液を作り直し、小さめの釜で丁寧に炊き上げていきます。こうした細部に美味は宿るのです。
■加独賀佃煮の代名詞、久留美(くるみ)
加賀佃煮の代名詞と言えば、くるみの佃煮。くるみはその豊富な栄養分から健康と美容に大変よいとされ、女性がいつまでもその美しさを留めるという意味で、金沢では古くから「久留美」と書き、結婚式の席で振る舞われるものでした。
そのくるみは佃煮として市民に親しまれてきました。今では少なくなりましたが、以前は市内の至る所からくるみを割る音が聞こえてきたそう。手作業で一つずつ丁寧に取り出すくるみは、それほどの手間を掛けてでも食べたい美味なのです。
香ばしくてコクのあるくるみは、佃煮にするとより一層風味が豊かになります。お茶請けやご飯にぴったりの甘めの佃煮なのですが、不思議とお酒にもよく合います。美食の街金沢の人たちが昔から愛して止まない、一度食べ出したら止まらない佃煮です。
■我が子に食べさせられる「添加物不使用」
佃食品は「我が子に食べさせられるものを作る」という理念を掲げています。原料の安全性に拘り、一切のうまみ調味料や着色料、保存料などを使用していません。「自分の子供に食べさせられないようなものは作ってはいけない。そんなものを作っていては長続きしない」という初代の教えを大切に守り、安心できるものづくりを徹底しています。そうした安全性を追求する姿勢が、結果として、素材本来の旨みにしか頼ることが出来ない本物の美味しさをもつ商品を生み出すのです。
小さなお子様からお年寄りまで、みなさんで安心して美味しくお召し上がり下さい。
- 商品コード
- DN025120
- 内容
- 225g×2p
- 原材料
- くるみ、砂糖、米飴(米、大麦)、食塩、寒天
- 保存方法
- 常温
- 賞味期限
- 製造日より60日