- ■創業明治2年 変わらぬ味を受継ぐ
東京日本橋小伝馬町にある「伊勢重」は、すき焼きの名店として、明治2年の創業以 来、多くのお客様に愛されている「名門」「老舗」という言葉がぴったりのお店。
初代の当主「宮本嘉津子」さんは、当時、一部の人の間で滋養強壮のために食されていた牛肉に注目し、すき焼き屋「伊勢重」を創業。
それから時は過ぎ140年余り、現在は6代目「宮本重樹」さんが「伊勢重」を守り続けています。
■2大看板 すき焼きと牛佃煮
伊勢重には「すき焼き」と並ぶお店の看板商品があります。
それは「牛佃煮」。創業間もなくして誕生したこの牛佃煮は、それだけを求めて買いに来られる方も多い長年の人気商品です。
冷蔵庫などない時代。「牛肉を長期保存できないものか」と考え、日本人の口に合う醤油を使い、ごはんによく合う佃煮を考案したのです。
それ以来、すき焼きと牛佃煮は伊勢重の二大看板、だそうです。
■昔ながらの材料で、昔ながらの製法
牛佃煮の大きな特徴は、甘くないという事。
佃煮と言えば、砂糖と醤油などを使って、甘辛く煮付けたものを想像しますが、伊勢重の佃煮は全く異なります。
そもそも日持ちを目的として開発された商品ですので、砂糖や甘味料は一切使っておりません。
当時、添加物等はなかった為、素材はシンプルそのもの。牛肉としょうが、醤油のみで作られています。
つくり方はシンプルですが、人の手と、絶えず目を離さない、職人技が必須。
まず鍋で牛肉としょうが、醤油を秘伝の配合で煮込みます。そして赤身の旨みを引き出すため、余分な脂を丁寧に取り除きます。この工程が「牛佃煮の生命線」と6代目は言います。さらに煮詰めながら再度醤油を入れ、余分な脂を取る工程を2度ほど繰り返し、じっくり牛肉の繊維の隅々まで味を染みわたらせます。煮込み始めてから6~7時間、絶えず細かい調整をしながら、目を離さず仕上げていく、正に職人技の賜物です。
ここで完成と思いきや、1晩蒸らし寝かせ、それを再び火にかけ、焦げないよう、木の棒で混ぜながら一つ一つの繊維をほぐしていきます。そして最後に、人の手で一つ一つの繊維になるよう丁寧にほぐし、およそ2日間かけてやっと完成。妥協を一切せず、創業から何も変わらないつくり方を守り続けている「伊勢重」の誇り「牛佃煮」をぜひご堪能ください。
■美味しいお召し上がり方
しっかりと味が染みこんでいますので、ごはん茶碗1膳に対し、箸一つまみ、およそ4g程度で十分楽しめます。
100gの包み1つでごはん茶碗30~40杯分を楽しむことが出来る優れもの!
白いごはんはもちろん、お茶漬けやおにぎり、チャーハンに入れたり、温かいそばやうどん、冷奴に乗せてお楽しみください。
★6代目おすすめアレンジレシピ★
~牛佃煮パスタ(2人前)の作り方~
パスタを茹でている間に、刻みにんにくと鷹の爪をオリーブオイルで熱します。
香りが出てきたら、しめじや椎茸、舞茸など、お好みの量のきのこと、半分にカットしたプチトマトを炒めます。
そして水を150ccと牛佃煮大さじ1を入れ、少し煮立たせます。
そこへ茹で上がったパスタを入れ最後に春菊と混ぜ合わせます。
お皿に盛り付け、上から牛佃煮大さじ1を振りかけて完成!
濃い味がお好みであれば、さらに牛佃煮を入れても○。春菊の代わりに大葉でも楽しめます。
是非、和と洋のコラボレーションもお試し下さい。
- 商品コード
- DN026367
- 内容
- 100g×3包
- 原材料
- 牛肉・醤油・生姜 ※原材料の一部に小麦を含む
- 保存方法
- 常温
- 賞味期限
- 製造日含め3ヶ月