- ■醤油発祥の地
天保12年創業の角長は和歌山県の中部、湯浅にあります。実はここ湯浅は醤油発祥の地で、普段何気なく使用している醤油も湯浅から全国に広まったとされています。
醤油が生まれたきっかけは、和歌山県の名産品のひとつ「金山寺味噌」を作る際に、野菜や穀類を漬け込んだときに出てくる上澄みに旨味があることから、これを調味料として利用したのが始まりと言われています。
角長は創業時から変わらぬ手法にこだわっている醤油発祥の地湯浅、最古の醸造元です。そんな角長の蔵には天井や梁に醤油醸造に欠かせない酵母が付着しています。その昔、屋根の一部が傷んで梁からすべて改修したところ、その下の桶だけがうまく発酵しなかったということがあり、それから残りの部分を修理するときは、昔からの天井を残しその上の部分だけを新しくしたところ以前と全く変わらない発酵の仕方をしたそうです。 まさにこの蔵こそが創業から約180年守り続ける角長の宝「蔵つき酵母」で、変わらぬ美味しさの秘密なのです。
また冬季のみ仕込みを行う「寒仕込み」を頑なに守り、機械化に頼らぬ昔ながらの手づくりを続けています。
創業以来変わることなく美味しい醤油をつくる事、それは昔の、元へ元へと戻るやり方の継続です。大量生産では醸せない天然の風味、丹精込めた伝統の手づくりの本醸造醤油をお楽しみください。
■3種の食べ比べ
今回はそんな角長のこだわりの醤油を3種セットでお届けいたします。
「湯浅たまり」は、創業当時から変わらない製法で作られている濃口醤油です。1年半以上熟成させたのち、時間をかけてじっくり炊き上げた一品です。
この炊き上げの工程は湯浅たまりの味を決める大事な工程のため一人で行います。赤松の薪を使い沸騰する寸前を保ちながら半日付きっ切りで炊き上げるのです。
「濁り醤」は圧搾や加熱をせず、麹が原料を分解、2年以上丹念に熟成しできた純粋な上澄みのみを取り出した、まさに醤油の原点ともいえる生の本醸造濃口醤油です。
酵母の影響で通常の醤油に比べ少し濁った色になる事から名付けられた「濁り醤」は醤油ができるきっかけとなった金山寺味噌の上澄みから生まれた醤油と同じ製法です。
「soy powder」は国産の特級品を原料に熟成させた諸味を、低温でじっくり乾燥させた、酵母が生きている粉末醤油です。塩の代わりにお使いいただくと香ばしい風味が料理の旨味を引き立てます。
■アレンジ
「湯浅たまり」はじっくり炊きあげられた1品なので香ばしい香りが特徴。濃口醤油なので日頃のお料理にはもちろん、ステーキソースにすると肉の旨味を引き出しガツンと香ばしい香りが感じられます。
「濁り醤」は生醤油なので、火を通さずに使用するとより醤油本来の風味を感じられます。お刺身・冷ややっこはもちろん卵かけご飯にかけると醤油本来の美味しさが楽しめます!
毎日の食事をワンラックアップさせる究極の一品、ぜひ醤油本来の美味しさを感じてみてください。
- 商品コード
- DN060545
- 原材料
- 濁り醤:大豆・小麦・食塩
湯浅たまり:大豆・小麦・食塩・砂糖・味醂
soy powder:大豆・小麦・食塩・砂糖・味醂
- 保存方法
- 常温
- 賞味期限
- 製造日より730日
湯浅たまり180ml
soy powder 25g