- ■隠れたみかんの名産地『徳島県勝浦町』
四国・徳島県の東部に位置する勝浦町は、アユなどの川魚が生息する清流・勝浦川が流れ、四方を山々に囲まれた水と緑あふれる自然豊かな町です。
自然豊かな環境を生かした新鮮な野菜や果物など特産品が多くあり、特にみかんは地元のみならず、県外からもお客様がわざわざ買いに訪れるほどの人気。「みかん狩り」や「みかん直売」などの看板が多数並ぶあたり、勝浦はみかんの産地と言うことが良く分かります。
そのみかん生産者の一人「押栗さん」。
全国のみかん産地を視察し、お客様の目線に立った美味しいみかん作りを日々研究、その功績が認められ、「平成24年、農業に精励し、みかん栽培の模範たるべき者」として『黄綬褒章』を受章するほど、みかん作りに愛情を注いできた、いわば「達人」です。
そんな押栗さんが会長を務める、「勝浦みかん生産販売促進協議会」のメンバー10名にご協力いただき、今回「勝浦みかん」を虎ノ門市場のために特別に確保していただきました。
■昔ながらの土の蔵「貯蔵庫」
みかんと言うと、収穫後すぐの11月~12月までの間に楽しむのが一般的です。しかし勝浦のみかんは収穫後、年を越えた3月~4月にいただけると言う特別な『熟成貯蔵みかん』です。 聞き慣れない「貯蔵みかん」ですが、昭和30年以前から勝浦町に受け継がれてきた、独自の保存方法を用いて、「貯蔵庫で寝かせたみかん」なのです。
その昔、勝浦町では「みかんが光る素晴らしい黄金郷」とまで言われていたほど、各家庭でみかんが作られていました。それをより長い期間、美味しく食べるために行われていたのが、土壁の蔵・貯蔵庫で寝かせること。
土で作られた壁は空気を通し、蔵全体に新鮮な空気が常に流れます。寒い日や気温が高い日には扉を開閉することで湿度、温度を一定にして品質を保たせます。
自然の環境と人の手によって土蔵の貯蔵庫で保存される方法が継承されているのです。 押栗さんいわく、「収穫後のみかんも息を吸う、生きている」。
生きているみかんに新鮮な空気、過ごしやすい環境を整え、一つ一つ丁寧に熟成、管理しているからこそ味わえる逸品なのです。
■2ヶ月熟成するからこその甘さとコク!
もともと、11月下旬から収穫された勝浦のみかんは、酸味が強いのが特徴。そのままの味わいも人気なのですが、土蔵におよそ2ヶ月熟成させることで、酸味が柔らかくなり、甘さがより引きだされたコクのあるみかんに変わります。
実際に、糖度計で測ってみると、収穫直後は11度前後だったものが、貯蔵後には12度前後と糖度が高くなっています。
しかし、ただ甘いだけではなく、程よい酸味があるからこそ味に深みがあるみかんに仕上がります。 果実が少ないこの時期にいただける 勝浦だけの特別なみかんを是非一度味わってみてください。 今だけの希少な熟成貯蔵みかん、この機会をお見逃しなく!
■みかんの保存方法
・お手元に届きましたら、直射日光を避け、風通しの良い冷暗所で保存してください。
・段ボールのふたを開け、ときおり上のみかんと下のみかんを入れ替えてください。
※品質には十分配慮してお届けしておりますが、段ボールのままふたを開けずに保存しておきますと、湿気や乾燥等によって傷みやすくなります。
お届けしましたら段ボールのふたを開けて保存してください。
- 商品コード
- DN062970
- 内容
- 10kg
- 原材料
- うんしゅうみかん(徳島県勝浦産)
- 保存方法
- 常温 ※箱のフタを開けた状態で風通しの良い冷暗所で保存してください。
- 賞味期限
- お早めにお召し上がりください。