- ■老舗酒蔵「愛友酒造」
1804年、文化元年創業。
茨城県鹿行地域では唯一となる潮来市の酒蔵「愛友酒造」。
潮来市は古くから北浦と霞ヶ浦に育まれた水と緑の水郷地帯として穏やかな風情を漂わせ、あやめ咲く六月は観光客で賑わいを見せています。
詩情豊かな水郷潮来で江戸末期、初代常七により創業された「愛友」は、友を愛し相睦み肝胆相照らすという意味が込められ、友と皆が楽しく酒を飲み交わすという、創業者の意志「四海皆兄弟」小印の精神の下広く多くの人々に愛される酒造りの伝統を受け継ぎ、地元の人々に支えられ育まれています。
そんな老舗酒蔵を守るのは、8代目当主の兼平 理香子さん。
酒蔵の長女に生まれましたが、早くして当主である父を亡くし、その後お母さまと二人三脚で蔵を守っていました。
2015年12月に代表となり、一緒に働く社員や地域の皆様に助けられながら日々酒造りに情熱を注いでいます。
200年も続くこの酒蔵をどうしようかというより、どんな新しいことができるかと、思いながら夢を膨らませ、先祖が過ごしたこの潮来の街も仕事も楽しんでもらえたら良いとの思いでいるんだそう。
■友に愛される地酒
愛友酒造は、清澄な水が白砂の底から呼吸するように湧き出す大生(おおう)七つ井戸の一つ大生神社の神泉「思井戸」を使用。
酒づくりに最適なミネラル分を含むこの水脈は、古代から潮来の人々の暮らしを支え、江戸時代には、仙台河岸、津軽河岸などの地名が物語るように、東北地方の物資を江戸に回漕する水運の要衝として栄えてきました。
いまも「嫁入り舟」が行き来する水辺のまちで、愛友酒造はその名のとおり酒を愛する人々の顔を思い浮かべながら、友に愛される地酒をつくっています。
■本来の意味の地酒
そんな地元で愛されている愛友酒造。今回紹介するのは「純米吟醸 五百万石 友寿」。
酒米は地元潮来市で作られる1軒の契約農家の五百万石を30年間使用しています。
酒造りを地元従業員で行うという酒造りを始め、その頃は潮来の米と新潟の米をブレンドしていましたが、自分の酒、潮来の地酒を造りたいとの思いで、地元の米農家であった榊原氏に相談し、およそ5年前から潮来の米100%で造る、潮来の地で潮来の物を使って仕込む本来の意味の地酒「純米吟醸 五百万石 友寿」です。
■その評判は地元のみならず、2011年ワインチャレンジシルバー賞受賞。
その年起こった東日本大震災によって被災した蔵元の支援として日本在外公館向けの日本酒送付に当てはまり約25カ国にも輸出するまでに。
■「純米吟醸」タイプなのに「50%精米」の「純米吟醸 五百万石 友寿」は、口に入れればふわりと香る柔らかな香りと、食材を生かすしっかりとした味わいが楽しめます。特に焼き鳥や卵料理にもよく合います。
- 商品コード
- SC063974
- 内容
- 純米吟醸 五百万石 友寿 1800ml×1本
- 原材料
- 米(国産)米こうじ(国産米)
日本酒(純米吟醸酒)
アルコール度数:15.0度
精米歩合:50%
- 保存方法
- 冷蔵