- 岩手県北部に位置する八幡平市安代地区。
この地で作られた漆器はかつて「荒沢漆器」と呼ばれ郷土の中で使われて来ました。
その流れを受け継ぎ、昭和58年に安代漆工技術研究センターが設立され「安比塗-あっぴぬり-」として復興されました。
生活に根ざした飾らないシンプルな器。それが「安比塗」の原点です。
漆器づくりの制作工程は、一つ一つすべてが職人の手作業で行われています。
天然素材で作る安比塗は、堅牢で誠実な器づくりを目指しています。
■安比塗3.5寸片口
昔、まだ一升瓶などの小分けにできる瓶が無かった時代。
樽に作ったお酒を食卓に小分けにして出すために作られたのが片口です。
岩手県北地方では、”ひあげ”と呼んで、各家庭で使われていた漆器。
現代でも使いやすいようにサイズや形を見直し、注ぎやすさを追求しました。
清酒もにごり酒ももちろんですが、お花を活けてディスプレイされる方も。
仕上げの漆には、岩手県産浄法寺漆を使用しており、下塗り漆は中国産漆の上質なものを自社で精製することで、まざりっけのない漆で仕立ています。是非、質感や大きさをお手に取ってご覧ください。
- 商品コード
- SN065172
直径135mm、高さ90mm