島国の日本ではさまざまな産地で美味しいホタテが採れます。
「せっかくなら旬の時期にホタテを食べたい」
と気になっている人も多いのではないでしょうか。
実は、ホタテの旬は年に2回あります。また、水揚げされる地域によって旬の時期が異なることも特徴です。
この記事では、ホタテの旬の時期や味の特徴、産地ごとの違いなどをご紹介します。また、虎ノ門市場では品質にこだわった多種多様なホタテの商品を取り揃えています。
旬のホタテを味わいたい方は最後まで読んで、ぜひ参考にしてください。
ホタテの旬の時期は年2回
ホタテの旬の時期は以下のように年に2回あります。
- 大きな貝柱が食べられる5~8月の夏の時期
- 卵や白子とベビーホタテが美味しい12~3月の冬の時期
養殖技術の向上によって、日本では一年中いつでも美味しいホタテを味わえます。しかしその生態によって、旬の時期が2度訪れるのがホタテの大きな特徴です。
また、ホタテは天然のホタテと、養殖のホタテに分けられます。これらの主な産地は天然ホタテが獲れる北海道と、ホタテの養殖が盛んな東北が中心です。
参照:青森県ほたて流通振興協会「ほたて貝の旬は?」
大きな貝柱が食べられる5~8月の夏の時期
5~8月の夏の時期は貝柱が大きく成長し、ホタテが旬を迎えます。
ホタテの貝柱は、産卵期の春先を過ぎると成長期に入ります。この時期は生殖層部分の色が抜け、プランクトンを食べて貝柱が肥大化することが特徴的です。
その結果、貝柱の甘みと大きさが増し、濃厚な味わいが楽しめるホタテの旬となります。ホタテの貝柱が好きな人は、夏の時期に味わうのがおすすめです。
卵や白子とベビーホタテが美味しい12~3月の冬の時期
12~3月はホタテの生殖層が発達し、卵や白子が美味しいもう一つの旬の時期です。また、
この時期はベビーホタテも美味しい季節といわれています。
ホタテの産卵時期は春頃のため、夏を過ぎてから生殖層が徐々に発達していきます。そのため、12~3月頃の冬のホタテは産卵に備えて肥大化し、卵や白子が大きく育っているのが特徴です。
ホタテの卵は赤みがかったオレンジ色で、うにのような濃厚な味わいが特徴です。
一方で、ホタテの白子は白色で、あっさりと淡白な味わいが特徴です。クセも少なく食べやすい味わいが人気で、煮物などが適しており、鮮度がよいものは生食もできます。
ベビーホタテとは、養殖用に育てられた中から取り除かれた小さなホタテを指します。夏の時期に獲れたベビーホタテは、旨味を凝縮するためにボイルされ、その後速やかに冷凍されます。その後、冬から春にかけて出荷されます。
冬の時期に出荷されたベビーホタテは鮮度がよくやわらかいので、ベビーホタテの旬は冬です。
ホタテの旬を産地ごとに解説
ホタテの旬は産地によって異なります。国内の主な産地は以下の3か所です。
- 北海道(オホーツク、駿河湾)
- 青森県
- 岩手県・宮城県(三陸地方)
天然ホタテの水揚げ時期は、海流や海水温などに影響されるので、同じ北海道内でも異なります。一方、養殖ホタテが中心の東北地方では、基本的に通年収穫が可能です。
しかし、漁場ごとに養殖時期が異なるため、出荷時期などによって一番美味しい旬は異なります。ここからは、各地域ごとのホタテの旬を解説します。
北海道産の旬|函館や噴火湾など全国屈指の漁獲量
北海道産のホタテは産地によって旬の時期が異なります。主要な北海道産ホタテの産地を表にまとめました。
産地 |
旬の時期 |
---|---|
オホーツク産 |
初夏から秋 |
函館産 |
冬から春 |
噴火湾産 |
冬から春 |
参照:北海ぎょれん「北海道のほたて」
北海道は四方を海に囲まれており、北側と南側では海水温も大きく異なるため、旬の時期が異なります。また、こうした豊富な漁場に囲まれていることから、北海道は全国屈指のホタテ漁獲量を誇る一大産地としても有名です。
旬の時期だけではなく、漁の仕方も地域で異なります。オホーツク海側では稚貝を海底に放流して育てる「地撒き式」、噴火湾などでは紐に吊り下げる「垂下式」が多いという特徴があります。
オホーツク産|初夏から秋が旬
北海道の北側に面するオホーツク海産のホタテは、初夏から秋が水揚の最盛期となり、旬を迎えます。
オホーツク海側では、稚貝を区画された海底に放流して育ててから水揚げする「地撒き式」の養殖が主流です。中でも日本最北端の村として知られる猿払村が有名で、国内有数のホタテ産地として知られています。
猿払村沿岸はホタテの育成がしやすい豊かな漁場で、甘さを感じる濃厚な味わいと弾力のあるプリッとした歯ごたえのホタテが特徴です。
参照:農林水産省「育てて獲る漁業へ転換 オホーツク海で育まれた北海道猿払村の「ホタテ」」
函館産|冬から春が旬
函館産のホタテは冬から春にかけての季節が旬の時期です。
津軽海峡が目の前にある函館のホタテは、潮の流れが早い環境で育つため、粒が大きく身が締まっているのが特徴です。
11~3月に旬を迎えるホタテは、生食で味わうなら刺身、加熱するならフライやバター焼きがおすすめです。また、よくダシが出るので、寒い時期にぴったりな鍋料理にも最適です。
噴火湾産|冬から春が旬
北海道の南側に位置する噴火湾では、冬から春にかけてホタテが旬の時期を迎え、多く水揚げされます。
噴火湾では、かごやひもで稚貝を括り付けて海に吊り下げて育てる「垂下式」の養殖が主流です。また、主にボイルや剥き身などに加工されてから、出荷されているものが多いのも特徴です。
青森県産の旬|野辺地の養殖ホタテが有名
青森県の陸奥湾で獲れるホタテは、6〜8月の夏場の時期が旬です。
夏場の時期のホタテは身入りや旨味が最も増すといわれており、とくに美味しいとされる6月には「陸奥湾ほたての日」と定められている日もあります。また、卵や白子などの生殖層が発達する2〜3月ももう一つの旬の時期として人気です。
青森県は北海道に次ぐ全国2位の漁獲量を誇り、養殖ホタテでは日本一と称されています。中でも平内町は「ホタテ養殖発祥の地」として知られ、養殖ホタテの長い歴史があります。
参照:e-Stat政府統計の総合窓口「海面漁業生産統計調査 確報 令和2年漁業・養殖業生産統計」
三陸産(岩手県・宮城県)の旬|ブランド養殖ホタテが人気
三陸産のホタテは養殖のため、ほぼ一年を通じて旬の味わいを楽しめます。その中でも岩手と宮城とでは旬の時期が異なり、以下の表の通りです。
産地 |
旬の時期 |
---|---|
岩手県 |
9〜2月 |
宮城県 |
6〜8月 |
参照:山内鮮魚店「ホタテの旬と販売時期って?」
三陸海岸は養殖に適した豊かな漁場があり、三陸の地形を活かしたブランド養殖ホタテが人気です。中でも鮮度抜群の殻付き活きホタテは有名で、養殖ならではの魅力です。
岩手県|9~2月が旬
岩手県のホタテは9〜2月に旬を迎えます。
岩手県では主に大船渡市・釜石市・陸前高田市などで水揚げされています。基本的に通年水揚げされますが、稚貝からの生育期間によって主に9〜2月頃が出荷時期となっています。
岩手県の代表的な産地の野田村産ブランド「岩手野田村荒海ホタテ」や、大船渡市ブランド「恋し浜ホタテ」は、岩手県の人気有名ブランドホタテです。
野田村産のホタテは主に9月から小貝の出荷が始まり、12月から大貝を出荷します。また、大船渡産ホタテも9〜2月が出荷可能時期となっており、岩手県産ホタテは秋口の9月から冬にかけてが旬の時期です。
宮城県|6~8月が旬
宮城県のホタテは6〜8月に旬を迎えます。
宮城県産のホタテは養殖ホタテのため、通年購入できます。宮城県内では女川湾や雄勝湾、志津川湾、小泉湾、気仙沼湾などから主に水揚げされています。中でも女川地域は有名産地として知られています。
女川産ホタテは宮城県を代表するもので、プランクトンやミネラルが豊富な海で採れるため甘みが強く、貝柱が人気です。貝柱は春先以降の夏の時期に旬を迎えるため、女川産ホタテは6~8月の時期が旬でおすすめです。
旬のホタテをお取り寄せ!虎ノ門市場のおすすめ商品5選!
旬のホタテを味わうなら虎ノ門市場から取り寄せて、ぷりっぷりのホタテを家で楽しみましょう。虎ノ門市場では生のホタテから加工商品まで、厳選したこだわりのホタテを豊富に取り扱っています。
ここでは今回紹介した北海道や青森県、三陸などの名産地から、ホタテやホタテを使った絶品惣菜など5点をご紹介します。
- 北海道産ホタテ貝柱1キロ
- 北の市場の目利きが厳選!豪華海鮮「真・七福神セット」
- 豪華!海鮮大漁祭り6点セット
- 青森ホタテ三昧セット
- 国産ホタテ使用!ホタテしゅうまい
1.北海道産ホタテ貝柱1キロ
北海道産ホタテを心ゆくまで味わい尽くしたい人におすすめなのが、北海道産ホタテの貝柱が1㎏も入ったボリューミーな商品です。
水揚げ後すぐに貝柱だけを取り出し冷凍しているので、旨みや濃厚な甘みがギュッと閉じ込められています。身が締まり甘みのあるホタテは肉厚で食べごたえも抜群です。
解凍してそのまま刺身として生食したり、シチューやバターソテーにしたりなど、さまざまな調理方法でホタテを味わい尽くせる魅力的な商品です。
2.北の市場の目利きが厳選!豪華海鮮「真・七福神セット」
ホタテの貝柱をはじめ、食べやすくほぐし身になったズワイガニやボタンエビなど北海道産の魚介類7種類をセットにした豪華な商品です。
北海道海産「新井貴博」がプロデュースしており、北の海の恵みがぎっしりと詰まった豪華セットを堪能できます。ズワイガニはほぐし身と蟹みそが付いており、ズワイガニを丸ごと味わい尽くせます。
さらに、肉厚で濃厚な北海道産ホタテやボタンエビ、スモークサーモンなど、大人から子どもまで人気の魚介類ばかりです。松前漬けやいくらの醤油漬けなど、ご飯のお供にぴったりな惣菜も入った魚介尽くしの一品です。
3.青森ホタテ三昧セット
陸奥湾産のホタテをふんだんに使用したホタテ尽くしのセットで、以下の3種類を楽しめます。
- 自然豊かな海で育った甘みのある「ホタテ貝柱」
- 貝柱だけを贅沢に使用した旨味のある「ホタテクリームコロッケ」
- 青森県産の食材を使った旨味漬け「あおもりっ娘」
ホタテをさまざまな食べ方で味わいたい方におすすめのセットです。ホタテ本来の濃厚な甘みを味わえる「貝柱」や、旨みをギュッと閉じ込めた「コロッケ」など生食でも加熱しても美味しく楽しめます。
また、ホタテと一緒に青森県産の長芋やごぼう、アカモクを特製ダレで漬けた旨味漬けはご飯のお供にぴったりです。購入すると青森県小川原湖産の冷凍しじみも付いてきます。
4.三陸中村家「ほたて海宝漬」480g
ご飯のお供にホタテやめかぶ、いくらをたっぷりと使った、虎ノ門市場限定販売商品です。春のやわらかい三陸産めかぶといくら、酒蒸しされたホタテも入った豪華な一品です。
三陸海鮮料理の名店「中村屋」が手掛ける海宝漬けで、虎ノ門市場オリジナル商品として限定販売しています。通常450gのところ、限定で480gとボリューム満点なので、たっぷりと楽しめます。
旬のホタテをお取り寄せして素敵なお家時間を!
ホタテは1年のうち、貝柱の美味しい夏と卵や白子が美味しい冬の2回の旬の時期があります。貝柱や卵、ベビーホタテなど自身の好みに合わせて旬の時期を見極めるのがおすすめです。
また、旬の時期に関わらず、養殖ホタテは一年を通じて美味しく味わえるのも魅力的です。
テレビ東京のお取り寄せグルメを楽しめる「虎ノ門市場」では、ホタテを何倍も美味しく楽しめる商品が豊富に揃っています。「虎ノ門市場」で注文して、お家でホタテ尽くしの食卓をぜひ楽しんでください。