【長野県伊那市】伊那谷の風土で 信念の純米酒を造る

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甘みと酸が 調和 する秀逸なバランス

あえて米をあまり削らず、米の旨みをいかす精米歩合81%の低精白純米酒「和三本」のテーマは"調和" 。たっぷりとした米の旨みを感じつつも、リンゴ酸系の酸と甘みのバランスが移ろい、甘く熟したリンゴのようなジューシーささえ感じます。輪郭のはっきりとした酒質で料理との相性も抜群です。同じく低精白純米酒「純米ひやおろし」は軽快さとリンゴ酸系のやさしい酸、ほのかな甘い香りが心地よく、そのままでも料理と合わせても。農薬不使用の特別栽培米を用いた「純米吟醸ひやおろし」は、穏やかな吟醸香とやわらかな甘みを輪郭のはっきりとした酸が支える、絶妙なバランスが魅力です。

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純米酒 ひとすじの蔵へ転換

従来、日本酒は米の表面を削り落とすことで、味や香りをよくするとされてきました。しかし、過度な精米は過度なエネルギー消費やフードロスにもつながります。地元農家の方と手を携えて米づくりに取り組む宮島さんは、なによりも「いい米だからこそ、削らずともいい酒ができるはず」――。そう信じて2004年より、米をあまり削らずに用いる「低精白純米酒」の製造に取り組んできました。さらに2006年よりすべての仕込みを、醸造アルコールを使わない純米造りに切り替えました。

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100年先 の伊那谷を見る

地元産の契約栽培米を使い、低精白の純米酒を造る――。宮島酒店のこうした取り組みは、令和2年「第3回エコプロアワード」において最高賞『財務大臣賞』を受賞するなど、SDGs への積極的な関わりが高く評価されています。「健やかに育まれた米から、大切に醸す酒。その酒の向こうにある伊那谷を吹き渡る風、田んぼに集う生き物たちの姿、黄金色に輝く稲の稔りを感じていただきたい」と宮島さんは語ります。

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BSテレ東「都会を出て暮らそうよ~BEYOND TOKYO~」2021/9/8放送 掲載商品

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