冷凍ホタテのおいしい解凍方法は?急ぎの解凍の仕方や冷凍保存のやり方も解説

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「生のホタテを購入したけど冷凍する方法がわからない」「ホタテは冷凍保存できる?」

このように、ホタテの冷凍の仕方を知りたい方もいるのではないでしょうか。この記事ではホタテの冷凍方法をはじめ、解凍方法や美味しい食べ方について解説します。

後半では、産地にもこだわった虎ノ門市場厳選の冷凍ホタテをご紹介します。ぜひ、美味しいホタテ選びの参考にしてください。

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    目次

冷凍ホタテの解凍方法!おいしい食べ方を紹介

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冷凍ホタテの解凍方法をご解凍する方法は、以下の通りです。

  • 氷水と塩で解凍する
  • 冷蔵庫で解凍する
  • 流水で解凍する
  • 常温・レンジで解凍する

ポイントはドリップが出ないように時間をかけて解凍することです。ドリップとは、冷凍食材を解凍する際に出る液体のことをいいます。

ドリップが出ると味が劣化してしまうため、注意が必要です。

氷水と塩で解凍する

冷凍ホタテは氷水と塩を使って低温で解凍することで、酵素の影響を抑えやすくなります。指で触って全体的にやわらかくなっていたら解凍完了のサインです。

  1. ボウルに氷を入れる。
  2. 小さじ1程度の塩を加えると浸透圧により水っぽくなりにくい(氷に対して塩2%)
  3. 塩をボウル全体に行き渡らせたら冷凍ホタテを投入。
  4. ホタテが重ならないように氷の隙間に埋めていく。
  5. 1時間半くらいで解凍されているか指で触って確認する。
  6. 冬場の寒い時期などは2~3時間程度。

冷蔵庫で解凍する

冷蔵庫で時間をかけて解凍する方法です。冷気の効いたスペースで自然解凍しましょう。時間をかけることでドリップの発生を抑えられます。

そのため、解凍は調理に使う2日前にはじめるのがおすすめです。1日前だと完全に解凍できていない場合があるため、余裕をもって解凍をはじめましょう。

流水で解凍する

流水で解凍する方法もあります。冷凍ホタテを解凍するのを忘れていた場合におすすめです。ホタテに直接流水をあてるのではなく、袋に入れた状態のホタテに水をあてて解凍します。

うまみが水と一緒に流れてしまうため、ホタテに直接水をあてるのはNGです。ホタテを袋に入れてしっかり口を縛り、水を張ったボウルに入れます。

袋に蛇口の水を細く流してあてるのが理想です。解凍スピードが早くなるため、急いでいるときに適しています。

ただし流水での解凍は、冷蔵庫でゆっくり解凍するより味が劣る場合があります。夏場は気温が高いのでとくに注意が必要です。

ボウルに氷を投入すると、雑菌の繁殖をできるだけ抑えられます。

常温・レンジで解凍する

冷凍ホタテを常温やレンジで解凍する方法もあります。ただし、この方法は鮮度が損なわれるので好ましくありません

短時間で解凍するとドリップが大量に流出し、うまみがなくなってしまうからです。また、高温度化での解凍は酵素の影響で細胞のたんぱく質が変化してしまいます。

これが鮮度が損なわれる原因です。また、水分を取り込みにくくなるため、常温やレンジでの解凍は避けるのが無難です。

冷凍ホタテの解凍を急ぎでしたい場合は?

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冷凍ホタテの解凍を急ぎたいときは、どの方法がベストなのか以下で解説します。

  • 冷凍ホタテの急ぎの解凍は食塩水か流水でおこなう
  • 冷凍ホタテを解凍しないでそのまま焼くことは可能?
  • 煮物の場合は解凍しないでそのままでOK

冷凍ホタテの急ぎの解凍は食塩水か流水でおこなう

急いで解凍したい場合は、水と塩を使い食塩水で解凍します。または、袋のまま流水にあててもOKです。

塩を入れることで0℃前後の低い水温を長時間保てるので、ドリップが出にくくなります。また、浸透圧の働きでホタテが水っぽくなるのを防ぎます。

冷凍ホタテを解凍しないでそのまま焼くことは可能?

冷凍ホタテを解凍しないでそのまま焼くことは可能です。とはいえ、すべての冷凍ホタテに当てはまるとはいえません。

水分が出て水っぽくなりやすいため、焼いたり炒めたりする場合は半解凍で調理するのがおすすめです。

また、ホタテは高温で解凍すると酵素の影響で細胞のたんぱく質の性質が変わってしまいます。そうなると、水分を取り込みにくくなり、美味しさが損なわれるのです。

煮込み料理や炊き込みご飯などはそのまま焼いても大丈夫です。解凍しないほうがうまみが逃げないため、美味しく仕上がります。

煮物の場合は解凍しないでそのままでOK

スープや煮物に使用する場合は、解凍しないでそのまま入れて問題ありません。むしろうまみが逃げないので、ホタテの味が煮汁やスープに溶け込み、美味しく仕上がります。

美味しい冷凍ホタテをご自宅で!虎ノ門市場のおすすめのホタテ2選

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虎ノ門市場では全国から選りすぐりのホタテを豊富に扱っています。品質にこだわった冷凍ホタテを2選紹介しますので、ぜひ取り寄せて美味しいホタテを堪能してください。

  • 北海道産ホタテ貝柱1キロ
  • 北海道噴火湾産の大粒ホタテ数の子松前漬

1.北海道産ホタテ貝柱1キロ

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北海道産の身が締まったホタテ貝柱1キロセットです。水揚げ後すぐに貝柱だけ取り出して、一つずつ丁寧に冷凍しています。

大きなホタテを形が不揃いな無選別でお届けします。刺身の他、ソテーやシチューとも相性抜群です。

甘みがあり、濃厚なうまみ、奥深いコク、ぷりぷり食感を同時に楽しめます。冷凍で賞味期限はおよそ90日と、長持ちするのも大きな魅力です。

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2.北海道噴火湾産の大粒ホタテ数の子松前漬

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北海道噴火湾産の大粒ホタテと数の子を使用した松前漬です。北海道噴火湾産の大粒ホタテがごろっと入っていて食べごたえがあります。

昆布のうまみと、まろやかな「いか魚醤」が美味しさをいっそう引き立てます。プチプチとした数の子の食感が特徴的で、ご飯がよく進む一品です。

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冷凍ホタテのおすすめレシピ3選!美味しい食べ方を紹介

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ここでは冷凍ホタテのおすすめレシピを3つ紹介します。

  • ホタテのバター炒め
  • ホタテのコチュジャン和え
  • ホタテの刺身

冷凍ホタテは解凍後、当日中に食べるのがベストです。市販品のホタテでも当日中~3日以内に食べることを推奨しています。

解凍したホタテが余らないよう、美味しく食べきれるレシピを紹介します。

ホタテのバター炒め

ホタテをバターで炒める王道レシピです。コツも手間もかからず簡単に消費できる上、バターと貝柱から染み出るエキスは相性抜群です。

少し焼き色がつくくらいまでしっかり焼きます。仕上げに醤油を垂らすのもおすすめです。ただし、焼きすぎるとホタテの水分が蒸発して硬くなるので気をつけましょう。

ホタテのコチュジャン和え

ホタテと野菜などをコチュジャンで和えた、韓国風のピリ辛おつまみです。

ホタテときゅうり、いか、みょうがなど好きな食材と和えて作ります。調味料はコチュジャンの他、酢や砂糖のみで簡単に一品料理が完成します。

ホタテの刺身

解凍したホタテをそのまま刺身にして食べる方法です。火を使わず、ホタテの味や食感をダイレクトに味わえます。

切る際は繊維方向と並行に切るのがポイントです。ホタテの繊維が残るため、弾力のある歯ごたえを楽しめます。大葉を添えれば彩りもアップします。

ホタテは冷凍保存できる?

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ホタテは冷凍保存が可能です。ホタテをすぐに食べないのであれば冷凍で保存しましょう。

冷凍しておくことで劣化を遅らせ、美味しい状態をキープできます。「ホタテを大量にもらった」「旅行や出張ですぐに食べられない」などの場合は冷凍保存がおすすめです。

生・ボイルともに冷凍保存できる

生のホタテに限らず、ボイルしたホタテも冷凍できます。ただし、ボイルしたホタテは崩れやすいので注意が必要です。

冷凍・解凍時に力を入れると、せっかくのホタテが崩れてしまうため、力を入れないように扱いましょう。

ホタテの各部位も冷凍保存できる

殻付きホタテやベビーホタテについている貝ヒモや卵、肝類も冷凍保存できます。まとめて冷凍するのではなく、部位ごとに分けて保存するのがおすすめです。

殻付きのホタテ貝ヒモは塩で揉み、よく洗ってから保存しましょう。手間がかかりますが、ホタテ貝ヒモには砂や汚れがついていることがあります。

食感が悪くなったり、お腹を壊したりする原因になるため、これらを避ける意味でも洗ってからの保存がベストです。

殻付きホタテを冷凍する方法を6STEPで解説

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殻付きホタテの冷凍保存方法は以下の通り、6つの手順で完結します。

  1. 身を殻から外す
  2. 殻から貝柱を外す
  3. 貝柱とヒモ以外は破棄する
  4. 水洗いして塩水ですすぐ
  5. 水分を拭き取る
  6. 冷凍庫で保管する

また、殻付きホタテは冷凍ではなく冷蔵でも保存できます。冷凍庫にスペースが無い場合、冷蔵庫で殻付きのまま保存しましょう。

殻付きホタテは乾燥させないように保存するのがポイントです。濡らしたキッチンペーパーなどで表面を覆い、冷蔵庫で保存すれば乾燥を防げます。

1. 身を殻から外す

まずはホタテの身を殻から外します。殻付きのままだと冷蔵庫のスペースを取るため、外すことでより多くのホタテを保存できます。

また、殻には汚れがついているため、そのままにしておくと劣化も早くなり危険です。とはいえ、殻を外すだけでOKではありません。

ホタテの身に雑菌が移っていると、そこから菌が繁殖してしまうため、必ず雑菌処理を行いましょう。

2. 殻から貝柱を外す

次に殻の隙間からナイフを入れて貝柱を外します。殻に沿って貝柱を剥がす要領で切り取るのがポイントです。

貝柱を外すための専用ナイフがありますが、無い場合はバターナイフでも代用可能です。切れ味のよい包丁なナイフは貝柱を傷つける恐れがあるため、使わないほうがいいでしょう。

ナイフを使うのが怖くて苦手な人は茹でて殻を外すのがおすすめです。指で簡単に貝柱が取れます。

  1. 冷ますための氷水を用意しておく
  2. お湯を沸騰させる(殻が浸かるくらいの量)
  3. 火を止めて殻付きのホタテを投入する
  4. 殻が開いたらホタテを取り出す
  5. 用意した氷水にくぐらせる
  6. ホタテが冷めたら殻から身を外す

3. 貝柱とヒモ以外は破棄する

貝柱とヒモ以外は食中毒の恐れがあるので破棄しましょう。とくにウロと呼ばれる黒い部分は毒があるため食べられません

赤い部分はホタテの生殖器にあたります。煮物など火を通す料理は外さなくてもOKです。

4. 水洗いして塩水ですすぐ

ホタテの身は水洗いして塩水ですすぎます。海水くらいの塩水ですすぐのがベストです。貝ヒモには汚れや砂がつきやすいので、とくに念入りにすすぎましょう。

この下処理は「塩水処理」といいます。臭みの強い魚などに用いられる処理方法で、海臭さを取り除けるのです。死んだ貝類は特有の匂いを発するため、この塩水処理は忘れずに行いましょう。

5. 水分を拭き取る

塩水処理の後は必ず水分を拭き取ります。吸水性の高いクッキングペーパーを使うのがおすすめです。雑菌は水分を好むため、雑菌の繁殖を防ぐためにもしっかりと拭き取りましょう。

6. 冷凍庫で保管する

処理が終わったら冷凍庫へ移します。ラップで包む、あるいはジップロックや容器に入れて保管しましょう。

ホタテの冷凍保存のコツ

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ホタテの冷凍保存のコツは以下の通りです。

  • 真空冷凍する
  • 1個ずつ小分けにする
  • 急速冷凍してうまみを逃げにくくする

真空冷凍する

真空冷凍するのが大きなポイントです。真空状態にするために、まずはホタテをファスナーつき保存袋に入れます。口を閉じる前にストローなどで中の空気を吸い出すと、真空に近い状態になります。

空気に触れさせないことで鮮度を保てます。海鮮レストランなどでも用いられている方法なのでおすすめです。

1個ずつ小分けにする

ホタテを1個ずつラップに包んでから、ファスナーつき保存袋に入れると、さらにいい状態で保存できます。

手間はかかりますが、この方法だと必要な分だけ解凍できるためおすすめです。解凍時間も短縮できます。

急速冷凍してうまみを逃げにくくする

金属トレイで急速冷凍するとうまみが逃げにくくなります。トレイの熱伝導により冷凍が急速に進むため、乾燥を防いでくれます。

冷凍が早ければ早いほど効果的です。自宅の冷凍庫に備えつけられている場合は、なるべく金属トレイを使用しましょう。

トレイが無い場合は氷水で代用すると急速冷凍と同じ効果が得られます。

ホタテを冷凍した場合の賞味期限

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ホタテを冷凍保存したときの賞味期限は2~3週間程度です。冷凍しておくことで鮮度を保ったまま保存ができます。

ただし、2~3週間を超えると冷凍焼けしたり、冷凍庫の匂いが移ったりする場合があります。1ヶ月以上放置すると歯ごたえが変わってしまい、美味しさも損なわれてしまうので注意が必要です。

活ホタテは冷凍せずに保存する

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活ホタテは冷凍せずに保存します。他の生きたままの魚とは違い、暴れることがないので、適切に処理するのがポイントです。

夏場や春、秋などの温かい時期であれば冷蔵庫内で保存可能です。真冬の寒い時期なら家の外に置いたままで保存できます。

ホタテを含む貝類の生の賞味期限は1~2日程度と非常に短いため、届いた翌日に下処理を済ますのがいいでしょう。

解凍方法を知って美味しい冷凍ホタテを楽しもう

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ホタテの鮮度を保つには冷凍保存がおすすめです。冷凍したら3週間前後には食べきることを意識しましょう。

解凍は冷蔵や流水で時間をかけて解凍すればドリップの発生が少なく、うまみが逃げにくくなります。解凍後は当日中に食べるようにしましょう。

ホタテは定番のバター焼きや刺身の他、炒めたり和えたりしても美味しい食材です。

「虎ノ門市場」では、さまざまな冷凍ホタテを扱っています。品質や素材にこだわった美味しいホタテを取り寄せて、家庭で贅沢に味わってください。

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