ホタテのウロを見て、「食べても大丈夫なの?」「誤って食べてしまったらどうすればよい?」と不安に感じる方もいるでしょう。
ホタテのウロは貝毒が蓄積しやすい部位です。貝毒は加熱しても分解されないため、焼いたり煮たりする場合も下処理の段階でウロを取り除く必要があります。
この記事では、ホタテのウロを食べても大丈夫かについて解説します。食べてしまったときの対処法や正しい取り方も紹介するので、安全にホタテを味わうための参考になるでしょう。
ホタテのウロを取り除く手間を省きたい方は、虎ノ門市場の「北海道産ホタテ貝柱」もチェックしてみてください。貝柱のみの商品なので下処理の負担が少なく、ホタテならではの甘みや食感を手軽に楽しめます。
ホタテのウロは食べても大丈夫?

ホタテのウロは貝毒が蓄積しやすい部位のため、基本的に食べないほうがよい部分です。健康への影響を避けるためにも、下処理の段階で取り除いておきましょう。
貝毒は加熱しても分解されないため、焼く・煮るなどの調理をする場合も、ウロを付けたまま食べるのは避けましょう(※)。
ホタテのウロを誤って食べた場合は、体調の変化に注意し、しびれや下痢、嘔吐などの症状が現れたときは医療機関へ相談してください。
(※)参考:北海道「貝毒とは(北海道貝毒情報)」
そもそもホタテのウロとは?

ホタテのウロとは、中腸腺と呼ばれる黒っぽい見た目の内臓部分のことです。貝柱や貝ひもとは異なる部位で、一般的には身に付いた黒っぽいかたまりのように見えます。
中腸腺には貝毒が蓄積しやすいため、そのまま食べるのは避ける必要があります(※)。殻付きホタテを調理する際は、下処理の段階でウロを見分けて取り除きましょう。
(※)参考:農林水産省「貝毒のリスク管理に関するQ&A」
ホタテのウロを食べてしまった後に注意したい症状

ホタテのウロを口にした場合は、ホタテの鮮度や衛生状態によっては以下のような症状が出る可能性があります。
- しびれや麻痺
- 下痢や嘔吐
しびれや麻痺
ホタテのウロを食べた後に口まわりや手足のしびれ、麻痺などの症状が出たら注意が必要です。麻痺性貝毒では、唇や舌をはじめ、顔まわりや手足にしびれが現れる場合があります。
しびれや麻痺の症状が強い場合は、自己判断で様子を見続けないことが大切です。また、呼吸が苦しい場合は、迷わず119番へ通報し、救急車を要請しましょう。
参考:北海道「貝毒について」
参考:厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」
下痢や嘔吐
ホタテのウロを食べた後は、下痢や嘔吐などの消化器症状に注意が必要です。下痢性貝毒では、吐き気や腹痛が現れる場合もあります。
症状が続く場合や強い腹痛があるときは無理に我慢せず、早めに医療機関へ相談してください。
参考:北海道「貝毒について」
ホタテのウロを食べてしまったときの対処法

ホタテのウロを食べたと気づいたら、以下の流れで対応しましょう。
- 食べた状況を確認する
- 体調に異変がないか様子を見る
- 異変がある場合は医療機関へ相談する
ウロを口にしたからといってすぐさま医療機関へ相談する必要はありませんが、場合によっては受診が必要となるため、しばらくは体調に異変がないか様子を見る必要があります。
食べた状況を確認する
ウロが付いたままのホタテを口にした場合は、食べたときの情報を整理しておきましょう。食べた量や商品の情報は、医療機関を受診する際や中毒110番へ相談する際に必要です(※)。
確認しておきたい項目は、以下のとおりです。
- 食べた量
- 購入先や入手経路
- 食後の経過時間
市販のホタテの場合は、購入した店舗や商品の表示を確認しましょう。もらい物や自分で採ったホタテの場合は、採取場所や入手経路を確かめてください。
確認した内容はメモしておき、商品のパッケージや表示が残っている場合は保管します。症状が現れたときは、整理した情報を医師へ伝えてください。
(※)参考:日本中毒情報センター「中毒事故が起こったら(家庭でできること、やってはいけないこと)」
体調に異変がないか様子を見る
ウロを口にしてしまった場合は、貝毒による症状が現れていないか確認しましょう。
貝毒によって現れる主な症状は、以下のとおりです。
- しびれや麻痺
- 下痢や嘔吐
- 吐き気や腹痛
症状はすぐに現れるとは限らず、食後しばらくしてから体調に変化が出る場合もあるため注意が必要です。
異変がある場合は医療機関へ相談する
体調に異変がある場合は、症状を軽く考えず、医療機関へ相談してください。
しびれや強い下痢、嘔吐があるときは、早めの受診が必要です。呼吸が苦しい場合は、迷わず119番へ通報し、救急車を要請しましょう。
妊娠中の方や子ども、高齢者は、食中毒にかかると重症化する可能性があるため、より慎重な対応が必要です(※)。ウロを食べた後は体調の変化を注意深く確認し、少しでも異変があれば早めに医療機関を受診してください。
(※)参考:政府広報オンライン「食中毒にご注意ください!肉や魚介類を安全に食べるためのポイント」
ホタテのウロの取り方

ホタテのウロは、黒っぽい内臓部分を見分けて、身から切り離すのが基本です。
基本的な手順は、以下のとおりです。
- 身を殻から外す
- 黒っぽいウロを切り離す
- 貝ひもや卵巣・精巣の汚れを落とす
- 食べる部分を水で軽く洗う
貝ひもや卵巣・精巣は食べられるため、ウロと分けて下処理してください。
ホタテのウロが心配なら貝柱のみの商品がおすすめ

ホタテのウロの下処理が不安な場合は、貝柱のみの商品を選ぶのがおすすめです。貝柱だけに加工された商品なら、ウロを見分けて取り除く手間が省けるため、手軽にホタテを楽しめます。
虎ノ門市場の「北海道産ホタテ貝柱」は、北海道オホーツク海沖で獲れたホタテの貝柱だけを取り出し、急速凍結した商品です。1kgとたっぷり入っており、刺身やフライ、シチューなど幅広い料理に使えます。肉厚な食感と濃厚な旨みを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
ホタテのウロに関するよくある質問

ホタテのウロに関して、よくある質問をまとめました。
- ベビーホタテのウロは食べても大丈夫?
- ホタテの黒い部分はすべてウロですか?
- ホタテのウロは美味しい?
- ウロを取らずに焼いたホタテは食べられる?
ベビーホタテのウロは食べても大丈夫?
ベビーホタテのウロも、基本的には食べずに取り除きましょう。
なお、市販のベビーホタテは、ボイル後にウロを取り除いたむき身の商品が多く見られます。ただし、殻付きの稚貝のようにウロが残った状態で販売される商品もあります。そのため商品表示を確認し、ウロが残っている場合は調理前に取り除きましょう。
もらい物や入手経路がわからないベビーホタテは、採取場所や入手先を確認してから食べることが大切です。安全性を確認できない場合は、無理に食べないようにしましょう。
ホタテの黒い部分はすべてウロですか?
ホタテの黒い部分がすべてウロとは限りません。ウロは中腸腺と呼ばれる黒っぽい内臓部分ですが、貝ひもに付いた黒い筋や汚れがウロのように見える場合もあります。
ウロかどうか判断できない黒い部分は、無理に食べず取り除きましょう。
ホタテのウロは美味しい?
ホタテのウロは独特の風味や苦味があり、その味を好む方もいます。
しかし、ウロは貝毒が蓄積しやすい内臓部分です。味の好みにかかわらず、食べずに取り除くのが基本です。
ウロを取らずに焼いたホタテは食べられる?
ウロを取らずに焼いたホタテは、食べる前にウロを完全に取り除ける場合は、ウロ以外の部分を食べられます。ただし、貝毒は加熱しても分解されないため、ウロが崩れてほかの部位と分けにくい場合は、無理に食べないようにしましょう。
ホタテのウロを正しく取り除いて美味しく食べよう

ホタテのウロはきちんと取り除いて下処理すれば、貝柱や貝ひもなどを美味しく味わえます。ウロは貝毒が蓄積しやすい部位のため、基本的に食べずに取り除きましょう。
貝毒は加熱しても安全に食べられるようにはなりません。焼く前後にかかわらず、ウロが残っている場合は取り除く必要があります。
下処理に不安があるときは、貝柱のみの商品を活用してみてはいかがでしょうか。虎ノ門市場の「北海道産ホタテ貝柱」なら、ウロの下処理が不要なため、自宅でも手軽にホタテを楽しめます。