ぎばさの魅力とは?美味しさの秘密や栄養効果、美味しい食べ方を詳しく解説!

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磯の香りと独特のネバネバ食感が特徴の海藻、「ぎばさ」。食物繊維が豊富なことから、美容や健康によい食材として注目を集めています

名前は聞いたことがあっても、「どんな栄養効果があるの?」「どのように食べればよい?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ぎばさの特徴や栄養素、おすすめの食べ方について解説します

また、虎ノ門市場で取り扱っているおすすめのぎばさも紹介します。健康のためにぎばさを食事に取り入れたいと考えている人は、ぜひチェックしてください。

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目次

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ぎばさは秋田の郷土食

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強い粘りと磯の香りが特徴のぎばさは、秋田で昔から食べられている郷土食です。

まずは、ぎばさとは何かについて詳しく解説します。

ぎばさの正式名称はアカモク

ぎばさの正式な名前は「アカモク」です。ぎばさとアカモクは同じもので、地域によって呼び名だけが異なります。ぎばさはホンダワラ科ホンダワラ属の海藻で、ひじきやワカメなどと同じ仲間です。

海に生えている際のぎばさが赤色(褐色)をしていることから、アカモクという名前がつきました。湯掻くと鮮やかな緑色に変わり、細かく刻むとその粘りが一段と強くなります。

「ぎばさ」は秋田での呼び方

秋田や石川の地域では、アカモクはぎばさと呼ばれています。

日本海側の地域では昔からアカモクが親しまれ、地域によってさまざまな呼び名が存在します。そのため、ぎばさはワカメや昆布のように広く知られた海藻ではありませんでした。

地域 呼び名
秋田 ギバサ
石川 ギバサ
山形 ギンバソウ
新潟 ナガモ
富山 ナガラモ
能登半島 花マツモ

とくに秋田では海藻といえば「ぎばさ」といわれるほど、好んで食べられています。

ぎばさは寒さ厳しい地域の貴重な栄養源だった

ぎばさは、昔から日本海側の寒冷地域で不可欠な栄養源でした。寒さが厳しい冬には生鮮野菜が手に入りにくかったため、ぎばさが大切な食品となっていました。

アカモクは、昆布やワカメも育たないような厳しい環境でも育つほどの強い生命力をもっています。栄養も豊富なことから、ぎばさは貴重な栄養源として親しまれてきました。

太平洋側では厄介もの扱いを受けていた

日本海側ではぎばさが重宝されていた一方で、太平洋側の宮城県周辺では「邪魔モク」と呼ばれ厄介者扱いを受けてきました。この地域では、ワカメや昆布が豊富に育つため、アカモクは食用としてあまり利用されていなかったのです。

ぎばさは、網などに絡みつく邪魔な藻として扱われてきました。漁業関係者からは「バツモ」とも呼ばれ、畑の肥料として使用されてきました。

ぎばさの味や美味しさの特徴

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ぎばさの味や美味しさの特徴は以下の通りです。

  • 磯の香り豊かな海の幸
  • 強い粘りとシャキシャキの食感
  • ぎばさ海苔やそばなど伝統的な美味しさ

ぎばさは、磯の香りと独特のネバネバ食感が特徴の海藻です。その魅力について以下で詳しくご紹介します。

磯の香り豊かな海の幸

ぎばさは、特有の磯の香りが魅力の海の幸です。クセが無いので食べやすく、さまざまな調味料で楽しめます。

料理との相性もよく、味噌汁や納豆に加えるだけで、香りやうま味がいっそう引き立ちます。磯の豊かな香りは、食卓に新たな風味をプラスしてくれるでしょう。

強い粘りとシャキシャキの食感

湯通ししたぎばさを細かく刻むと、粘り気が強くなります。お箸で持ち上げると、まるで一つの塊になるほど強力です。他の海藻に比べて歯ごたえがあり、シャキシャキとした食感が楽しめます。

粘り気の正体は「フコイダン」といわれる食物繊維です。ミネラルやポリフェノールなども含まれているため、ぎばさは美味しいだけでなく、健康や美容にもよい食品として知られています。

ぎばさ海苔やそばなど伝統的な美味しさ

ぎばさの栄養価の高さに注目し、さまざまな加工商品も作られています。その中でも、「ぎばさ海苔」と「ぎばさそば」は、伝統的な美味しさを楽しめる食品として人気です。

「ぎばさ海苔」は、ぎばさの佃煮をピリ辛な味付けに仕上げたものです。ぎばさ特有の粘りとうま味の中に、ほんのり辛い風味がアクセントになっています。おつまみやご飯のお供としても愛されています。

「ぎばさそば」は、ぎばさを粉末にしてそばの生地に練りこんだものです。そばに独特のコシとぎばさの風味が加わり、噛むたびに楽しい食感が広がります。

ぎばさ(アカモク)の栄養素と効能

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ぎばさ100gに含まれる主な栄養成分とカロリーは以下の通りです。もずく、ひじきの成分と合わせて紹介します。

成分 ぎばさ もずく ひじき
エネルギー 25kcal 4kcal 13kcal
水分 88.0g 97.7g 94.5g
たんぱく質 1.1g 0.2g 0.7g
脂質 0.1g 0.1g 0.3g
食物繊維 5.7g 1.4g 3.7g
灰分 3.1g 0.6g 0.8g

参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」、水産増殖「福岡県筑前海産褐藻アカモク Sargassum horneri の栄養成分の季節変動

他の海藻類と比較すると、ぎばさはとくに食物繊維と灰分(ミネラル)が豊富に含まれることがわかります。

ぎばさのネバネバの元は「フコイダン」と呼ばれる食物繊維で、便通にかかわるとされる成分です。ミネラルは生命活動を維持する上で欠かせない栄養素です。

他にも「フコキサンチン」や「ポリフェノール」など美容に効果があるといわれる栄養素も多く含まれています

ぎばさは食べ過ぎに注意が必要?

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ぎばさは食べ過ぎに注意し、一度に大量に摂取するのではなく、毎日少しずつ食べるのがおすすめです。ぎばさには食物繊維に加えヨウ素も多く含まれ、どちらも過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

食物繊維は摂取しすぎると消化に時間がかかるため、胃腸が弱い人は適量にとどめるよう意識しましょう。ヨウ素は、長期間大量に摂取をすると体に悪影響を与えることがあるため、注意深く摂取する必要があります。

一日にぎばさを食べる量は40~50gを目安にしましょう。健康を考え、適切な量を守りながら楽しむことが大切です。

ぎばさ(アカモク)の美味しい食べ方

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ぎばさの美味しい食べ方として、ポイントは以下の2つです。

  • ぎばさの下処理をする
  • シンプルな味付けがおすすめ

ぎばさの下処理をする

乾燥ぎばさや生のぎばさを美味しく食べるためには、以下の下処理が必要です。

種類 下処理方法
乾燥ぎばさ
  1. 水に10~20分浸して戻す
  2. 湯通しする
  3. 水道水で冷やし細かく刻む
生のぎばさ
  1. 水でしっかり洗う
  2. 湯通しする
  3. 水道水で冷やし細かく刻む

下処理済みのぎばさを購入すると、すでに湯通しして細かく刻んであるため手間なく食べられます。市販の冷凍ぎばさは賞味期限も長く、解凍してすぐに食べられるのでおすすめです。

シンプルな味付けがおすすめ

ぎばさの味付けは、醤油やポン酢、めんつゆが定番です。シンプルな調味料を合わせることで、ぎばさの独特の磯の香りと相まって味わい豊かな一品に仕上がります

他にもマヨネーズやワサビ醤油などを使ってアレンジすることもおすすめです。味の変化を楽しみながら、ぎばさを存分に楽しんでみてください。

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美味しいぎばさを通販で!虎ノ門市場のおすすめを紹介

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美味しいぎばさを手軽に楽しみたいなら、通販がおすすめです。ここでは虎ノ門市場厳選のぎばさを紹介します。

ぎばさの産地ではスーパーなどでもよく手に入りますが、他の地域では見つけるのが難しいこともあります。通販を利用して冷凍のぎばさをまとめ買いしておけば、都度解凍しながら好きなときに食べられるのが魅力です。

秋田県産 ぎばさ(アカモク) 18パック 定期便 月1お届け

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秋田産のぎばさ50g×18パックが、月1ごとに届く商品です。50gの食べきりパックなので、毎日食べたい人にぴったりです。

お届けするぎばさは、品質が高い男鹿半島産を使用しています。下味はついていないので、解凍後お好みの味付けでアレンジできます。

1回で18パックお届けします。健康のために、ぎばさを毎日取り入れたい人におすすめの一品です。ぎばさの美味しさと独特の粘りを、心行くまで堪能してください。

凄く新鮮で美味しく頂きました。 梱包も良かったです。

引用元:虎ノ門市場

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ぎばさを使ったおすすめレシピ

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ぎばさを使ったおすすめレシピは以下の通りです。

  • ぎばさ丼|ご飯との相性は抜群
  • ぎばさの味噌汁|秋田で愛される食べ方
  • ぎばさ納豆|ネバネバ同士の組み合わせ
  • ぎばさの卵焼き|シャキシャキ食感が楽しめる

ぎばさはさまざまな料理と組み合わせることで、ねばりけやシャキシャキ食感がより楽しめます。美容と健康のために毎日ぎばさを食べたい人でも、簡単なレシピなら飽きずに続けられるでしょう。

ここでは、簡単に作れるアレンジレシピを4つ紹介します。

ぎばさ丼|ご飯との相性は抜群

ぎばさとあたたかいご飯との相性は抜群です。のど越しがよく、食欲が無いときでもスルッと食べられます

ぎばさとマグロをご飯にのせ甘辛いタレをかけると、贅沢で食べ応えのあるぎばさ丼が出来上がります。ぎばさとササミを合わせ、わさび醤油をかけて仕上げるさっぱり丼もおすすめです。

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ぎばさの味噌汁|秋田で愛される食べ方

秋田では味噌汁に入れて食べる家庭も多くあります。煮込む必要はなく、熱い味噌汁に直接入れるだけで、すぐに食べられる手軽さが魅力です。

ほっこり温かな味わいが口の中いっぱいに広がります。

ぎばさ納豆|ネバネバ同士の組み合わせ

ぎばさを市販の納豆に合わせ、付属のタレをかけるだけで完成するお手軽レシピです。ねばりけのある食材同士の相性が抜群で、オクラを加えると彩りよく美しい仕上がりになります。

手軽に満足感のある一品を作りたいときにおすすめのレシピです。

ぎばさの卵焼き|シャキシャキ食感が楽しめる

ぎばさは卵焼きとの相性もぴったりです。シャキシャキとした食感がアクセントになります。

溶いた卵にぎばさを加えて焼くだけなので簡単です。卵焼きに手軽に栄養がプラスできる、おすすめのアレンジ方法です。

本場のぎばさをお取り寄せして自宅で堪能しよう

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ぎばさは秋田で昔から愛される郷土食で、美容や健康への効果から全国的に注目を集めています。食べ過ぎには気をつけつつ、適量を把握し食事に取り入れることで、健康や美容によい影響が期待できるでしょう。

テレビ東京のお取り寄せグルメを楽しめる「虎ノ門市場」を利用すれば、本場のぎばさを自宅で味わえます。虎ノ門市場からお取り寄せして、お好みの味付けやアレンジ方法でぜひ楽しんでみてください

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