うなぎは昔に比べて値段が高く、「なぜこんなに高いの?」と疑問に感じることも多いでしょう。
うなぎの価格が上昇している背景には、資源量の減少や養殖コストの増加、流通構造の変化などがあります。
この記事では、うなぎの価格が高騰した理由を解説します。読み進めることで、うなぎがなぜ高いかを知ることができ、納得感をもってうなぎを選べるようになるでしょう。
高品質かつリーズナブルなうなぎを楽しみたい方は、虎ノ門市場の国産うなぎもチェックしてみてください。厳選素材を使用した商品だけでなく、訳ありでお得に楽しめる商品も揃っており、自宅でも専門店の味わいを堪能できます。
うなぎはなぜ高いのか気になる方に向けて、価格が高騰している理由をわかりやすく解説します。読むことで、納得感をもってうなぎを選べるようになります。
うなぎはなぜ高いのか?

うなぎが高い理由として、主に以下の6つが挙げられます。
- シラスウナギの漁獲量が減少しているため
- 完全養殖が量産段階に至っていないため
- 調理に専門的な技術が必要とされているため
- 日本での需要が高く消費量が多いため
- 流通工程が多くコストが高いため
- 円安の影響で輸入シラスや飼料のコストが上昇しているため
シラスウナギの漁獲量が減少しているため
うなぎの価格が高騰している理由の一つに、稚魚であるシラスウナギの漁獲量減少があります。
シラスウナギの漁獲量は年によって差が大きく、不漁の年には取引価格が数倍に跳ね上がることも珍しくありません。近年は、国際的な資源保護の流れを受けて輸入量が制限される傾向にあり、稚魚の供給はいっそう不安定な状況が続いています。
結果的に店頭に並ぶうなぎの価格も押し上げられ、高値が続きやすい構造になっています。
完全養殖が量産段階に至っていないため
完全養殖が量産段階に至っていないことも、うなぎが高い理由の一つです。
稚魚から成長・産卵までを人工的に管理する完全養殖は、技術的には可能であるものの、人工ふ化や飼育環境の管理、餌の開発などに多くのコストがかかります。仮に市場へ流通した場合でも、天然のシラスウナギを使った養殖うなぎより高い価格帯になりやすいのが実情です。
そのため、価格面での競争力を確保できず、量産体制には至っていません。結果として、安定した供給が難しい天然のシラスウナギに依存した養殖を続けざるを得ないことが、うなぎの価格が高止まりする要因となっています。
調理に専門的な技術が必要とされているため
調理に専門的な技術が必要とされているのも、うなぎの値段が高い理由です。
うなぎは素材の扱いが難しく、下処理から仕上げまでの各工程で繊細な判断が必要です。経験を積んだ職人の技術が欠かせない分、人件費や技術料が価格に反映されやすくなります。
たとえば、皮が厚く強いぬめりのあるうなぎを身崩れさせずに裂くには、包丁の入れ方や力加減に熟練が必要です。また、白焼きや蒸しの工程では、火加減を誤ると身が硬くなったり、水分が抜けすぎたりするため、脂の状態を見極めながら調整しなければなりません。
うなぎは調理工程ごとに高度な判断と経験が必要で、誰でも同じ品質で仕上げられるものではない食材です。そのため調理に要する技術そのものがコストとなり、うなぎが高級品として扱われる理由につながっています。
日本での需要が高く消費量が多いため
日本での需要が高く消費量が多いことも、うなぎの値段が高い理由の一つです。日本では江戸時代より「土用の丑の日はうなぎ」という考えが定着しているため、絶えず需要があります。
うなぎは日本でとくに人気が高く、世界的に見ても突出した消費量を誇る食品です。一人あたりの供給量は世界でもトップクラスとされています(※)。一方で、うなぎは養殖を含めても供給量が限られており、需要に対して十分な量を確保しづらいのが現状です。
供給量が限られている状況にもかかわらず、国内で需要が続いているため、需給バランスが崩れやすく、価格が下がりにくい構造が生まれているのです。
(※)参考:中央大学「プレスリリース」
流通工程が多くコストが高いため
うなぎは流通工程が多く、工程ごとに人件費や加工費、輸送費が積み重なるため、最終的な販売価格が高くなる傾向にあります。
|
工程 |
必要な理由 |
|---|---|
|
活魚での輸送 |
うなぎは死後の劣化が早く、身が硬くなりやすいため、生きたままの輸送が必要 |
|
専用設備の使用 |
活魚輸送車や水槽、酸素供給装置など、一般的な水産物には不要な設備が必要 |
|
水質・温度管理 |
水温や水質の変化に弱く、輸送中・保管中も厳密な管理が必要 |
|
中間流通(卸・加工) |
活かした状態での管理や加工工程が加わり、人件費・加工費が発生 |
|
冷蔵・保冷管理 |
温度変化による品質低下を防ぐため、保冷設備やエネルギーコストが必要 |
市場に並ぶまでに発生するこれらの流通コストに加え、小売業者の利益分も上乗せされるため、最終的な販売価格はさらに高くなります。
円安の影響で輸入シラスや飼料のコストが上昇しているため
円安の影響で輸入シラスや飼料のコストが上昇していることも、うなぎの値段が高い理由の一つです。
国内で養殖されているうなぎの多くは、シラスウナギや飼料を海外から調達しています。そのため、為替が円安に振れると仕入れ価格が上昇し、最終的に販売価格へ転嫁されやすくなります。
また、円安の影響は国産うなぎだけに限りません。円安が進むと中国産うなぎの輸入価格も上昇しやすくなります。国産と中国産の価格差が縮まることで、うなぎ全体の相場が押し上げられ、結果としてどの産地のうなぎも値上がりしやすい状況が生まれます。
円安は原材料費の上昇を通じて養殖コストを押し上げるだけでなく、輸入品を含めた市場全体の価格水準にも影響を及ぼすものです。結果的に、うなぎの価格は下がりにくく、高止まりしやすい状態が続いています。
うなぎが高いのはいつから?昔は安かった?

うなぎの価格が大きく上昇したのは、2022年以降です。2022年まで1,200円台で推移していたうなぎの価格ですが、2022年後半から1,300円台後半に突入し、2023年には過去最高の1,520円を記録しました。
以下は、2015年から2025年10月までの年間最低価格と最高価格(100gあたり/全国平均)をまとめた一覧表です。
|
調査年月 |
最低価格 |
最高価格 |
|---|---|---|
|
2015年 |
1,188円 |
1,273円 |
|
2016年 |
1,204円 |
1,266円 |
|
2017年 |
1,120円 |
1,227円 |
|
2018年 |
1,127円 |
1,307円 |
|
2019年 |
1,276円 |
1,347円 |
|
2020年 |
1,227円 |
1,294円 |
|
2021年 |
1,208円 |
1,239円 |
|
2022年 |
1,253円 |
1,363円 |
|
2023年 |
1,371円 |
1,520円 |
|
2024年 |
1,439円 |
1,490円 |
|
2025年 |
1,452円 |
1,492円 |
参考:小売物価統計調査による価格推移「うなぎかば焼き」
2015年以前の価格推移に関する公式情報はありませんが、おおむね1,000円前後だと考えられています。
江戸時代にまで遡ると、うなぎは現在とはやや異なる形で人々に親しまれていました。当時、屋台で売られていたうなぎの串焼きは一串16文ほどで、現在の貨幣価値に換算すると約320〜480円程度とされています。そば一杯と同程度の価格で、現代でいうファストフードのように、庶民が気軽に口にできる食べ物でした。
しかし現代では、うなぎが絶滅危惧種に指定されている影響もあり、江戸時代のような屋台での串売りはほとんど見られなくなりました。現在は、飲食店や小売店で蒲焼きやうな重として提供されるのが一般的です。
参考:日本大学商学部「食文化の伝統と保存」
高いといわれるうなぎをお得に買う方法

高いといわれるうなぎをお得に買う方法には、以下のようなものがあります。
- 特売日や値引きのタイミングを狙う
- 季節外れを狙う
- インターネット通販を活用する
特売日や値引きのタイミングを狙う
特売日や値引きのタイミングを狙うと、うなぎを比較的安く購入できます。
多くのスーパーでは週の中日に特売日を設けており、うなぎを含む生鮮食品が値引きされやすい傾向があります。ただし、土用の丑の日のような需要が集中する時期は値引きが行われにくいため注意が必要です。
そのため、うなぎを安く購入したい場合は、需要が落ち着いている通常期の特売日を狙うのがおすすめです。とくに水曜日の夕方は週末に向けた商品入れ替えのタイミングと重なり、前週からの在庫が処分されやすいため、通常より1〜2割ほど安く購入できることもあります。
季節外れを狙う
うなぎは、季節外れの時期になると比較的手頃な価格で購入できます。うなぎは土用の丑の日に需要が集中しやすく、時期によって価格に差が出やすい食材であるためです。
需要が落ち着く秋から冬にかけては価格が安定しやすく、スーパーや通販でも値引きや在庫調整のための特売が行われることがあります。また、土用の丑の日直後も売れ残り対策として値引きされるケースが多いことから、狙い目のタイミングといえるでしょう。
インターネット通販を活用する
うなぎをお得に購入したい場合は、インターネット通販を活用するのもおすすめです。通販は実店舗に比べて価格競争が激しく、セールやまとめ買い割引が充実しているため、同じ品質のうなぎでも安く手に入れられることがあります。
また、冷凍で長期保存できる商品が多く、必要なタイミングで解凍・調理しやすい点も通販ならではのメリットです。
たとえば虎ノ門市場では、産地が明確な冷凍の国産うなぎを複数取り扱っています。リーズナブルな訳あり品も販売しているので、美味しいうなぎをお得に楽しみたい方は虎ノ門市場をぜひチェックしてみてください。
「うなぎは高い」に関してよくある質問

うなぎの値段に関してよくある質問を以下の順でまとめました。
- うなぎは高い方が美味しい?
- うなぎの白焼きはなぜ高い?
- うなぎの養殖はなぜ高い?
- 中国産のウナギはなぜ安い?
うなぎは高い方が美味しい?
うなぎは、価格が高いからといって必ず美味しいとは限りません。産地や加工方法、調理の仕方によって仕上がりの印象は大きく変わるからです。
ただし、国産のうなぎは、脂の乗りがよい個体が多く、満足度が高くなる傾向があります。また価格の高いうなぎは、技術や素材にこだわったものが多く、結果として味の満足度も高くなることがあるでしょう。
より確実に美味しさを求めたい場合は、専門店や虎ノ門市場のような通販で職人加工のうなぎを選ぶのがおすすめです。
うなぎの白焼きはなぜ高い?
うなぎの白焼きが高価とされる理由は、タレで味をごまかせない分、素材そのものの質が重視されるためです。脂や身質が安定した国産うなぎが使われることが多く、原材料の段階で価格が高くなる傾向にあります。
また、白焼きは蒲焼きに比べて需要が限定的なことから、スーパーや大手チェーンでの取り扱いは多くありません。料亭やうなぎ専門店で提供されるケースが一般的であるため、「白焼きは値段が高い」 という印象がつきやすいと考えられます。
うなぎの養殖はなぜ高い?
うなぎの養殖が高価になる理由は、稚魚の仕入れから出荷までに多くの手間と費用がかかるためです。飼育環境の維持や餌代、加工コストなどが積み重なり、全体のコストが高くなりやすい構造になっています。
また、養殖用の飼料は輸入に依存しているものが多く、円安の影響を受けやすい点もコスト増の要因です。
中国産のウナギはなぜ安い?
中国産のうなぎが比較的安価なのは、人件費や飼料費が日本より低く、広大な養殖池を活用して大量生産できる体制が整っているためです。
ただし国産うなぎとは味や脂の質、香りに違いが見られます。そのため価格を重視する人からは中国産、品質を重視する人からは国産が好まれる傾向があります。
せっかく高いうなぎを選ぶなら品質が高いものを

うなぎは、資源不足や手間のかかる加工工程により販売価格が高いことから、特別感のある食材として位置づけられています。
価格が高いからこそ、せっかく購入するのであれば値段だけで判断するのではなく、味わいや食感、仕上がりまで含めた品質に目を向けて選ぶことが大切です。
お店で食べるような高品質なうなぎを自宅でも味わいたい方には、虎ノ門市場の国産うなぎもおすすめです。虎ノ門市場のうなぎは、素材選びから加工まで一貫して管理することで安定した美味しさを実現しているため、特別な日の食卓にぴったりの料理です。



