藁焼きカツオとは?鰹のたたきとの違いやレシピ・食べ方を解説

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藁焼きカツオは、藁の香ばしい香りで食欲がそそられる一品です。カツオの名産地である高知県の名物料理として知られ、伝統的な調理法を用いています。

「美味しい藁焼きカツオが食べたい」「藁焼きカツオの食べ方を知りたい」と考える人もいるのではないでしょうか。

この記事では、藁焼きカツオの特徴や美味しい食べ方、おすすめレシピについて解説します。また、虎ノ門市場で取り扱っている、おすすめの藁焼きカツオも紹介します。美味しい藁焼きカツオをご自宅で楽しみたい方は、ぜひチェックしてください。

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    目次

藁焼きカツオとは

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藁焼きカツオは、カツオのたたきを作る伝統的な調理法の一つです。束ねた藁に火をつけ、大きく燃え上がった炎でカツオの表面を炙って仕上げます。表面を炙ることで、カツオのかたい皮が香ばしく焼かれ、風味が豊かになることが特徴です。

藁焼きカツオの発祥地は高知県の土佐で、藁で焼くようになった由来には複数の説が存在します。一つの説によれば、慶長6年に土佐藩主だった山内一豊がカツオの刺身を禁止したことが起源とされています。

一豊は当時多かった魚の生食による食中毒を防ぐため、鰹の刺身を禁じました。しかし、土佐の漁師は刺身を食べたい欲望からカツオの表面をかるく炙り、焼き魚のような見た目にして食べたそうです。中身はレアで表面は香ばしい美味しさが評判となり、カツオを藁で焼く調理法が誕生したといいます。

カツオを藁焼きにするのはなぜ?

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カツオを藁焼きにする理由は、主に以下の2つです。

  • 高温で一気に表面を焼いて旨みを閉じ込めるため
  • 藁特有の香りでカツオの味を引き立たせるため

藁焼きは自然の火を扱うため、温度調節や焼き加減の見極めなど高度な技術が必要です。藁の確保や藁焼きの設備も欠かせませんが、手間をかけるからこそ得られるさまざまな効果があります

高温で一気に表面を焼いて旨みを閉じ込めるため

カツオを藁焼きにすることで表面だけが瞬時に焼かれ、カツオの旨みがしっかり閉じ込められます。表面をムラなく急速に焼き上げ、すぐに氷水で締めるため中の鮮度は維持できるのが特徴です。

藁の中は空洞になっており空気を含んでいるため一気に燃え上がり、その温度は800〜900℃にまで達します。また、一瞬の火入れによってカツオの身が締まり、生臭みを消してくれる効果もあります。

藁特有の香りでカツオの味を引き立たせるため

藁焼きは、独自の香りをカツオに加える役割もあります。藁で焼き上げることで香ばしく仕上がり、燻製のような香りがカツオの風味を引き立てるからです。

カツオの藁焼きを一口食べると、心地よい藁の香りとカツオの濃厚な旨みが口の中いっぱいに広がります。藁の香りによってカツオの生臭みや酸味が気にならなくなるのも利点です。

藁焼きカツオとたたきの違いは?

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藁焼きカツオは、カツオのたたきの炙り方の一つです。

カツオのたたきは、新鮮なカツオの表面を火で炙ってから急冷し、美味しさを長く保つ調理方法です。表面を炙ることで身が引き締まり、旨みがしっかりと凝縮されます。

以下のように、炙り方にはさまざまな方法があります。

炙り方 特徴
藁焼き

最もポピュラーな調理法

藁特有の香りが楽しめる

松葉焼き

「松たたき」と呼ばれる

松の香りが楽しめる

表面が真っ黒なのが特徴

ガス焼き

安定した味が出せる

本場高知でも、多くのお店がガス火で調理している

カツオのたたきは、高知では冠婚葬祭や神事に欠かせない「皿鉢料理」の定番の一品です。

地元では今でもカツオの水揚げ時期になると、伝統的な調理法である藁焼きでカツオを楽しむ習慣が残っています。

藁焼きカツオのおすすめの食べ方

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藁焼きカツオのおすすめの食べ方を2つご紹介します。

  • たっぷりの薬味を乗せてポン酢で食べる
  • 塩で食べる、本場土佐流もおすすめ

たっぷりの薬味を乗せてポン酢で食べる

カツオのたたきは、たっぷりの薬味を乗せて食べるのが一般的です。薬味を大量にのせることで臭い消しにもなり、ポン酢の酸味でさっぱりと食べられます。

本場高知でよく使われる、おすすめの薬味は以下の通りです。

  • 青ネギ
  • 大葉
  • 玉ねぎ
  • ニンニク
  • みょうが
  • 生姜

タタキが隠れるくらいたっぷりの薬味で食べるのが本場の高知流。食べる直前に切ることで、薬味の香りを存分に楽しめます。

塩で食べる「本場土佐流」もおすすめ

「塩たたき」は、古くから土佐の漁師に伝わる食べ方です。カツオのたたきはポン酢で食べるイメージがあるかもしれませんが、それを塩で食べるのが土佐流です。塩のシンプルながらも深い味わいが、よりカツオの風味を引き立たせます。

塩たたきとニンニクの組み合わせもおすすめです。パンチの効いた味になり、お酒のお供にぴったりの一品に仕上がります。

とくに魚介類と相性がよいのは日本酒です。気仙沼・特別純米酒720ml×2本セットは、漁師町である宮城県気仙沼の老舗酒造「男山本店」の代表銘柄が飲み比べできるセットです。数々の受賞歴をもつ老舗酒造の味をぜひご堪能ください。

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虎ノ門市場おすすめの藁焼きカツオ

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虎ノ門市場では、産地や品質にこだわった選りすぐりの商品を多数取り揃えています。テレビ東京の番組でご紹介したグルメを取り寄せて、ご自宅でその美味しさを味わいましょう。

ここでは、通販で購入できるおすすめの藁焼きカツオをご紹介します。

わら焼き鰹の塩タタキ

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藁焼きカツオのたたきと「海の塩」がセットになった商品です。鮮度のよいカツオを藁焼きにし、香ばしい香りで食欲が進む一品に仕上げました。

付属の塩にもこだわりが詰まっています。三重県志摩半島の海水を流木で炊き上げ、天日で干して仕上げた環境に優しい塩です。ミネラルが豊富でまろやかな甘みがあり、カツオの旨みをいっそう引き立てます。

この商品は冷凍でお届けします。パックごとボウルなどに入れ、流水で15分ほど解凍してください。お好みの厚さでスライスし、付属の「海の塩」を添えて食べると、カツオの味わいが口の中いっぱいに広がります。本格的なカツオの藁焼きをぜひご自宅でご賞味ください。

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藁焼きカツオを使ったおすすめレシピ

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藁焼きカツオを使ったレシピを3つ紹介します。

  • カツオたたき丼
  • カツオのカルパッチョ
  • カツオの湯かけ

どれも火を使わず簡単に作れるものばかりです。ぜひご家庭で作ってみてください。

カツオたたき丼

カツオのたたきをごはんと合わせると、満足度の高い一品に仕上がります。薬味を変えてアレンジも楽しめるので、何度作っても飽きることはありません。

カツオたたき丼の基本の作り方は次の通りです。

【作り方】

  1. 醤油・ごま油・みりんを合わせたタレに、カツオのたたきを漬ける(約15分)
  2. どんぶりにごはんにを盛って、青ネギを散らし、カツオのたたきをのせる
  3. あまったタレを適量まわしかける
  4. ニンニク・生姜・大葉をお好みで盛りつける
  5. 仕上げにごまをかけて完成

漬けダレを手作りすることで、自分好みの味付けにできるのも魅力です。簡単に作れるので、ぜひご家庭で本格的な和食の味を堪能してください。

「丸大豆醤油 もろみの雫」は、甘味とほどよい塩気が特徴の醤油です。旨み豊かな醤油を漬けダレに使用すると、よりカツオのたたきの美味しさが引き立ちます。

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カツオのカルパッチョ

カツオのたたきは洋風料理にもぴったりです。カルパッチョは火を使わず簡単に作れるのでぜひ参考にしてください。

カツオのカルパッチョの基本の作り方は次の通りです。

【作り方】

  1. レモン果汁、オリーブオイル、塩、こしょうを混ぜ合わせてカルパッチョソースを作る
  2. 薄切りにした玉ねぎを皿に盛りつける
  3. 玉ねぎの上にカツオのたたきを乗せる
  4. 上からローストしたにんにく散らす
  5. カルパッチョソースをかけて完成

玉ねぎの辛みが気になる方は、繊維を断ち切るように切り、水に5〜10分程さらしてから使用してください。辛みが抜けやすいようにできるだけ薄く切るのもポイントです。

カツオの上にカットしたレモンとパセリを添えると、彩りよく仕上がります。特別な日の前菜や、ワインのおつまみとしてもぴったりです。

カツオの湯かけ

カツオの湯かけは、本場高知で愛される料理です。カツオ一本釣り漁師の間では、宴会の皿鉢でわいわい飲んだ後の締めとして好まれています。カツオのたたきが少量余ったときはぜひ試してみてください。

カツオの湯かけの基本の作り方は次の通りです。

【作り方】

  1. 器にごはんを盛りつける
  2. ごはんにカツオのたたきをのせ、熱いお湯をかける
  3. ふたをして1分ほど蒸らす
  4. 食べる前に、お好みで薬味や胡椒をかける

カツオのたたきから出汁がしみ出て、絶品の美味しさが楽しめます。シンプルながらほっとする一品で、夜食にもぴったりです。

カツオ以外に藁焼きにおすすめの食材は?

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藁焼きは、カツオだけでなく他の食材でも美味しく楽しめます。例えば、サーモンやびんちょう鮪なども藁焼きに適しています。これらの食材と藁をセットにした商品も販売されており、バーベキューで手軽に藁焼き体験ができると人気です。

藁焼きの専門店では、肉類(豚肉や鶏肉など)に加えて、くじらやウツボなどの珍しい食材を取り扱っていることがあります。カツオ以外の食材も藁焼きで調理することで、独特の香りや味わいとなることが魅力です。

高知の名物料理「カツオの藁焼き」を自宅で堪能しよう

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カツオの藁焼きは、カツオの旨みが存分に味わえ、藁独特の香りも楽しめる高知の名物料理です。そのまま食べるのはもちろん、カツオのたたき丼やカルパッチョなど、アレンジして楽しめるのも魅力の一つです。

テレビ東京のお取り寄せグルメを楽しめる「虎ノ門市場」を利用すれば、こだわりの藁焼きカツオを自宅で満喫できます。虎ノ門市場からお取り寄せして、ご家庭で美味しい藁焼きカツオをぜひ味わってみてください。

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