プチプチの食感、濃厚なうま味が楽しめるいくら。
「冷蔵庫でどれくらい日持ちするの?」「冷凍したいけど品質が落ちないか心配」など、いくらが余ったときの保存方法が気になる方もいるのではないでしょうか。
いくらの長期保存には冷凍が便利です。コツを押さえておけば、美味しさを保てるので失敗しません。1食分ずつ小分け保存するといくら丼やちらし寿司、パスタなど、さまざまな料理で活躍します。
本記事では、いくらを冷凍する方法、美味しさを損なわず解凍する方法を解説します。
また、虎ノ門市場が厳選したおすすめの冷凍いくらも紹介しています。いくらの保存方法を知って美味しく食べたい方は、ぜひ参考にしてください。
いくらを上手に冷凍保存する方法
いくらを美味しく冷凍するためのポイントは以下の3つです。
- ジップロックなどで密閉して冷凍焼けを防ぐ
- 小分けにして潰れるのを防ぐ
- いくらを醤油漬けにして乾燥を防ぐ
いくらの風味や食感を損なうことなく長期保存するコツを解説します。
ジップロックなどで密閉して冷凍焼けを防ぐ
いくらを冷凍する際は、臭い移りや乾燥を防ぐためしっかり密閉しましょう。食材が乾燥すると冷凍焼けが起こったり、食感が悪くなったりします。
乾燥を避けるためには、ラップなどで空気が入らないようしっかり密閉することが重要です。密閉する際に力を入れすぎるといくらが潰れるため、やさしく丁寧に扱うようにしてください。
1食分ずつ薄い形にしておくと冷凍時間・解凍時間ともに短縮できます。ラップしたいくらをジップロックなどに入れると、さらに密閉性が高まります。
小分けにして潰れるのを防ぐ
アルミカップを使用して小分け冷凍すると、粒が潰れるのを防げます。料理に合わせた分量にしておけば解凍後に余らせることがないため、ムダなく使用できます。
いくら丼で使用する場合は、ご飯150gに対していくら50~60g(大さじ4杯程度)が目安です。ふたつきの密閉保存容器にアルミカップを並べ、8分目までいくらを加えます。いくらは冷凍すると容積が増えるため、入れすぎに注意してください。
冷凍庫に十分なスペースがない場合は、完全に冷凍したいくらをアルミカップから外し、ジップロックなどに移し替えて保存するとよいでしょう。
いくらを醤油漬けにして乾燥を防ぐ
醤油漬けにすると、生のまま冷凍するより鮮度が保てます。調味液に浸した状態で冷凍することで、乾燥による食品の変化を防げます。
あらかじめ味がついているため、解凍後すぐに食べられるのもポイント。解凍後はご飯にかけたり、大根おろし和えやパスタにしたりと、さまざまな料理で活躍します。
以下に、いくらの醤油漬けの作り方をご紹介します。
- ふたができる清潔な容器に醤油、酒を入れて混ぜる。
- いくらを入れてさっと混ぜ合わせる。
- ふたをして冷蔵庫で寝かせる。
いくらの醤油漬けの作り方は、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
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虎ノ門市場で販売している、こだわりの丸大豆醤油をご紹介します。
もろみの雫は旨口(うまくち)醤油と称され、「うま味」の豊かさが特徴の醤油。漬けダレに使用すれば、いくらの旨みをぐっと引き立ててくれます。
冷凍いくらの日持ちはどれくらい?
冷凍いくらや解凍後の保存期間は以下の通りです。
- 冷凍いくらにすると2週間~1ヶ月ほどになる
- 解凍後は1~2日で食べきる
- 冷蔵のいくらは2~5日程度
いくらはサケやマスなどの魚卵をひと粒ずつ丁寧にほぐしたもの。加熱加工していない生もののため、賞味期限が短いという特徴があります。食べきれない分は、できるだけ早く冷凍保存しましょう。
冷凍いくらにすると2週間~1ヶ月ほどになる
いくらを冷凍すると、長期間の保存が可能になり、賞味期限を延ばせます。自宅で冷凍した場合の保存期間は2週間~1ヶ月が目安です。
市販の冷凍いくらの賞味期限は3ヶ月から長いもので1年というものも。業務用冷凍工場ではマイナス30~40℃で急速冷凍することで食品へのダメージを抑え、品質がよい状態を保てるからです。
一般家庭向け冷凍庫は約マイナス18℃でゆっくり凍結されるため、市販の冷凍いくらより賞味期限が短くなります。家庭で冷凍したいくらは1ヶ月を目安に食べきりましょう。
解凍後は1~2日で食べきる
解凍後のいくらの日持ちは冷蔵庫内で1~2日が目安です。冷蔵庫のドアの開閉が多いと庫内の温度が上がり痛みやすくなります。
身崩れを起こしているいくらが多く見られる場合や、色やにおいに変化を感じた場合は、傷んでいる可能性があるため食べないようにしましょう。
冷蔵のいくらは2~5日程度
冷蔵いくらの賞味期限は、冷蔵保存で2~5日です。塩漬けや醤油漬けにすると賞味期限を3~5日に延ばせます。
ですが上記はあくまで目安です。保存料の有無や塩分濃度によって賞味期限は前後するため、冷蔵いくらはできるだけ早めに食べきるようにしてください。清潔なタッパーや瓶に入れ、なるべく空気に触れないように保存すると、味や風味の劣化を防げます。
冷凍したいくらを美味しく解凍するコツ
冷凍いくらを美味しく解凍するコツは以下の5つです。
- 冷蔵庫解凍で美味しさをキープ
- 日本酒をかけて解凍するとプリプリ食感に
- 電子レンジで解凍すると品質が落ちるため注意
- 冷凍いくらを急ぎで解凍したいときは流水で
- 温かい料理には冷凍のまま加えてOK
冷蔵庫解凍で美味しさをキープ
いくらは冷蔵庫でじっくり解凍すると、美味しさをキープできます。低温の環境でゆっくり解凍することで細胞の破壊を抑えられるため、味や風味の劣化を防げます。
食べる前日~半日前に冷蔵庫に移し、低温で自然解凍しましょう。解凍途中でかき回すといくらが潰れてしまったりするため注意してください。解凍後は1~2日以内に食べきりましょう。
日本酒をかけて解凍するとプリプリ食感に
冷蔵庫で解凍する際、アルコールを飛ばした日本酒をかけておくと、プリッとした食感がアップします。ひと手間かかりますが、いくらがしわしわにならず、より美味しく解凍できるためおすすめです。
電子レンジ(500W)で日本酒小さじ1杯を約30秒加熱しアルコールを飛ばします。しっかり冷ましてから冷凍いくらにふりかけ、冷蔵庫で解凍しましょう。料理酒には塩分が含まれるため、清酒を使用するのがおすすめです。
虎ノ門市場で販売している「關の葵 交」は、ドライな飲み心地が特徴の純米吟醸酒。原材料は米と米麹のみとシンプルなため、いくら本来の美味しさを邪魔することはありません。
電子レンジで解凍すると品質が落ちるため注意
電子レンジでの解凍は食感や風味が落ちるためおすすめしません。いくらの一部分に熱が入りすぎて白くなったり、潰れてしまう可能性があります。
急ぎで解凍したい場合は、次に紹介する流水解凍を試してみましょう。
冷凍いくらを急ぎで解凍したいときは流水で
冷蔵庫での解凍がベストですが、どうしても急ぎで解凍したいときは流水解凍するという手も。冷凍いくらをポリ袋などに入れ、しっかり密閉した状態で流水をかけて解凍する方法です。
夏場は水道水の温度が高温になりやすいため注意が必要です。様子を見ながら半解凍くらいで引き上げ、長く流水にさらさないようにしましょう。
温かい料理には冷凍のまま加えてOK
温かい料理に使う場合は、冷凍いくらをそのまま加えて問題ありません。
お雑煮やうどん、魚介パスタの彩りとして加えると、ご馳走感がアップします。いくらは加熱すると食感が損なわれるため、食べる直前に加えるのがポイントです。
虎ノ門市場のおすすめ冷凍いくら4選
虎ノ門市場がおすすめする、選りすぐりのいくらを4つご紹介します。
- 北海道産いくら醤油漬け200g
- 中村家謹製 「三陸産 いくら醤油漬」
- 紅鮭の筋子醤油味1本物500g
- 網元「漁吉丸」日高産 銀聖いくらと切り身セット
いくら丼やパスタ、オードブルなどさまざまな料理に便利に使えるいくら。通販で注文すると、美味しいいくらをご自宅で手軽に味わえます。
1.北海道産いくら醤油漬け200g
北海道産の大粒で旨みたっぷりのいくらを、秘伝の特製醤油でじっくりと漬け込んだ商品です。プチプチとしたいくらの食感と、ねっとり濃厚な味わいがクセになること間違いなしです。
ご飯にたっぷりかければ贅沢ないくら丼が自宅で楽しめます。残りはお酒のお供として楽しむのもおすすめです。
2.中村家謹製 「三陸産 いくら醤油漬」
三陸でとれた最高ランクのいくらだけを使用し、極上の醤油漬に加工した商品です。色・つや・粒の大きさに自信あり!豊かなコクと風味、とろりとした食感が堪能できます。
中村屋は昭和20年に創業し、地元三陸の良質な素材にこだわりをもつ割烹料理店。他では味わえない老舗の味を、ぜひご家庭でお楽しみください。
3.紅鮭の筋子醤油味1本物500g
紅鮭の筋子を醤油漬けにした商品です。北海道産の丸大豆醤油をブレンドした漬けダレが、筋子本来のうま味を引き立てます。
おかずとしてそのまま食べるのはもちろん、ご飯との相性は抜群。筋子がたっぷり入った贅沢なおにぎりを作ってみてはいかがでしょうか。
4.網元「漁吉丸」日高産 銀聖いくらと切り身セット
北海道日高地方のブランド秋鮭「銀聖(ぎんせい)」の切り身と、いくらがセットになった商品です。「銀聖」のいくらは、小粒で甘み・コクのある味わいが特徴。醤油漬けと塩いくらの2種類が楽しめます。
切り身は塩麹漬、大豆味噌漬、焼き漬の3種がそれぞれ2切れずつ入っており、飽きることなく楽しめます。加熱済みなので、温めるだけですぐに食べられるのも嬉しいですね。
いくらの冷凍・解凍に関するよくある質問
いくらの冷凍・解凍に関する、よくある質問と回答をご紹介します。
- いくらを冷凍するとまずい?
- いくらを瓶に入れて冷凍できる?
- 解凍して余ったいくらを再冷凍しても大丈夫?
- 賞味期限をすぎたいくらの見分け方は?
- 冷凍いくらの食べ方は?
いくらを冷凍するとまずい?
正しい方法で冷凍すれば、美味しさを損なうことはありません。空気に触れると冷凍焼けしてしまうため、しっかり密閉してから冷凍することが重要です。
いくらを瓶に入れて冷凍できる?
いくらを小瓶に入れて冷凍することも可能です。冷凍すると容積が増えるため、8分目までを目安に入れ、ふたをして冷凍庫に入れましょう。
解凍して余ったいくらを再冷凍しても大丈夫?
解凍後、再び冷凍することは品質が落ちるためおすすめしません。食べきれる分量で小分け冷凍し、使用するタイミングに合わせ、都度解凍しましょう。
賞味期限をすぎたいくらの見分け方は?
身が崩れているいくらが多く見られる場合は、傷んでいる可能性が高くなります。白く濁っていたり、異臭があったりする場合も食べないようにしましょう。温度が上昇しないよう適切な環境で保存し、早めに食べきることが重要です。
冷凍いくらの食べ方は?
冷蔵庫で半日ほどかけてゆっくりと解凍してから食べましょう。急ぎで解凍したい場合も電子レンジは使わず、流水で解凍してください。風味を損なわず解凍できます。
解凍後はさまざまな料理に活用できます。
- いくら丼
- ちらし寿司
- てまき寿司
- パスタ
- オードブル
以下のような温かい料理には、冷凍したまま使えます。食材の温度で自然に温められるため、解凍時間を短縮できます。
- 温かいうどん
- 雑炊
いくらの冷凍・解凍方法を知って美味しく楽しもう
いくらは生もののため賞味期限が短いという特徴があります。冷凍によって長期保存できますので、「小分けにする」「しっかり密閉する」「醤油漬けにする」などのコツをしっかり押さえ、美味しいいくらをムダなく味わいましょう。
急ぎで使いたい場合はつい電子レンジに頼りたくなりますが、おすすめしません。冷蔵庫で半日かけてじっくり解凍すると、冷凍前の新鮮ないくらを自宅で楽しめます。
テレビ東京のお取り寄せグルメを楽しめる「虎ノ門市場」では、こだわりのいくらを自宅で満喫できます。
虎ノ門市場から注文して、ご自宅で美味しいいくらをぜひ味わってみてください。