高級食材のイメージのある蟹を購入するにあたって、気になるのが蟹の値段ではないでしょうか。
「蟹の値段はどのように決まる?」「相場価格で美味しい蟹を入手するには?」とお悩みの人もいるかもしれません。
蟹は種類や大きさ・産地など、さまざまな要因によって値段が決まる食材です。また、種類によっておすすめの食べ方も異なります。
本記事では、蟹の値段について種類ごとの特徴も踏まえて解説します。おすすめの食べ方や虎ノ門市場で購入できる蟹商品もご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
蟹の値段はいくら?|三大蟹をそれぞれ解説
蟹の値段は4,000円ほどのお手頃なものから、10,000円以上する高級なものまでさまざまです。日本で食されている蟹の三大ブランドと相場は以下のとおりです。
蟹の種類 | 相場 |
---|---|
ズワイガニ | 1杯あたり4,000〜14,000円前後 |
タラバガニ | 1kgあたり1万円ほど ※1杯のサイズは大きいと約4kg |
毛ガニ |
1杯あたり1万円ほど ※1杯のサイズは約400〜500g |
蟹は種類や旬、産地によって値段は異なります。それぞれの蟹の値段相場や特徴、おすすめの食べ方をご紹介します。
ズワイガニの値段相場と特徴
ズワイガニの値段相場は1杯4,000〜14,000円前後です。日本海を中心に漁獲される蟹で、細長くのびた脚が特徴です。身は弾力があり、甘い風味が楽しめるため、お刺身としても美味しく食べられます。
【値段相場】国産のブランド蟹は値段が高騰しやすい
ズワイガニの中でも国産で品質にこだわりのあるブランド蟹は、値段が高騰しやすい傾向があります。
日本海は天候の変化が激しく、一度荒れると1週間以上漁ができないことも。水揚げ量が安定しないため相場変動が激しく、販売価格も高くなる傾向があります。ブランド蟹の松葉ガニで1杯3万円近くする商品もあります。
【特徴】産地によってブランド名が異なる
ズワイガニは水揚げされる地方によって、その中でもオスかメスかによって呼び名が異なります。国内では、日本海を中心に水揚げされ、漁協で検査基準を超えたオスが、ブランド蟹として流通しています。
オスの呼び名 |
メスの呼び名 |
水揚げされる地方 |
---|---|---|
越前ガニ |
セイコガニ |
福井 |
松葉ガニ |
親ガニ(または子持ちガニ) |
鳥取・兵庫・京都 |
加能ガニ |
香箱蟹 |
石川 |
芳ガニ |
クボガニ |
山形 |
間人(たいざ)ガニ |
コッペガニ |
京都 |
津居山(ついやま)ガニ |
セコガニ |
兵庫 |
【食べ方】ポーションはお手頃で食べやすいのでおすすめ
通販サイトでは、ズワイガニをむき身に加工した「ポーション」とよばれる商品が人気です。すでに殻が剥かれた状態なので、手間なくすぐに蟹料理が楽しめます。自宅で蟹の殻をむいた後に「身がスカスカだった」となる心配もありません。
ポーションは、市場に流通できない「訳あり蟹」を利用することが多く、低価格であることが特徴です。ズワイガニは味にクセがないため、天ぷらや蟹チャーハン、カニたま、サラダなど、さまざまな料理に活用できます。
タラバガニの値段相場と特徴
タラバガニ1kgあたりの相場は1万円ほどで、食用蟹の中でもサイズの大きい蟹です。太い脚に身がたっぷり詰まっており、淡白な甘み、ほくほくとした食感が特徴です。タラの漁場で多く獲れることから「タラバ(鱈場)」ガニと呼ばれています。
【値段相場】北海道産の特大サイズで6万以上の値段がつくものも
高級品といわれる北海道産の本タラバガニは、大きいもので1杯(4kg)6万円以上の値段がつく商品もあります。国産のタラバガニは北海道でしか水揚げされないため、値段が高騰しやすいことが特徴です。一方で、お手頃な訳あり商品や脚むきの商品は500g5,000円程度から購入できる場合もあります。
タラバガニの蟹味噌は味がよくないため、食用にはされません。コスパだけを考えるなら、姿で購入するより、身が詰まった脚・肩部分を購入する方がお得といえるでしょう。
【特徴】国内では北海道のみで水揚げされている
タラバガニが国内で水揚げできるのは北海道のみです。北海道やロシア(オホーツク海)では、流氷の少なくなった春から夏に漁が行われます。アメリカのアラスカ州(ベーリング海)でもタラバガニが水揚げされており、冬場が漁の季節です。
国内で流通しているタラバガニの多くが外国(ノルウェーやロシア、アラスカ)から輸入されたものです。
【食べ方】殻ごと焼くと甘みがアップする
タラバガニは、殻ごと焼くことで香ばしさと甘みが強くなります。バターで炒めると、こってり濃厚な味わいを堪能できます。定番の蟹鍋も、〆を蟹雑炊にすると出汁まで美味しく楽しめます。
先述したように、タラバガニの蟹味噌は食用とされません。量も少なく、加熱すると流れてしまうため、身が生臭くなってしまいます。
毛ガニの値段相場と特徴
毛ガニ1杯の値段相場は、一番多く出回っているサイズ(400g〜500g)で1万円ほどです。毛ガニはその名の通り毛に覆われ、丸っこい形をしているのが特徴です。片手に収まるほどのサイズ感で、きめ細やかな身に甘みがギュッと詰まっています。
【値段相場】まとめ買いで値段がお得に
毛ガニはまとめ買いで1杯あたりの値段を抑えられる場合があります。たとえば、400gの毛ガニが7,000円台で販売されることもありますが、「3尾で12,000円」「3尾購入で4,500円オフ」など、複数を購入することで1杯あたりの価格を抑えることが可能です。
海外産の毛ガニは値段が安く、中でもロシア産の毛ガニはサイズが大きいのが特徴です。
【特徴】基本的に一年中水揚げされる
国内では、北海道沿岸や岩手で一年中水揚げされます。水温や気候の違いによって脱皮や産卵の時期が変わるため、産地によって水揚げされる時期が異なります。
産地 |
水揚げされる時期 |
---|---|
北海道オホーツク海 |
3~6月 |
北海道噴火湾 |
7~8月 |
北海道根室沖 |
9~3月 |
北海道日高沖 |
12~4月 |
岩手県 |
12~4月 |
このように、毛ガニは一年中楽しめます。
【食べ方】茹で蟹を1杯まるごと堪能しよう
小ぶりで食べられる量が少ない毛ガニは、まるごと茹でたものを入手してキッチンバサミで切り分けながら食べるのがおすすめです。通販で購入すると、さばき方のリーフレットがついてくるので、毛ガニをはじめて食べる方でも安心です。
毛ガニの身は甘みのある繊細な味。三杯酢や酢醤油で食べると、毛ガニの甘みが引き立ちます。
カニの種類ごとの特徴については、以下の記事で詳細に解説しています。
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【2023年最新】今年の蟹の値段|ズワイガニ卸値推移を調査
ズワイガニを例に、東京都中央卸売市場の2021年から2023年6月までの1キロあたりの卸値推移をまとめました。
2021年 |
2022年 |
2023年 |
|
---|---|---|---|
1月 |
3,650円 |
3,784円 |
4,854円 |
2月 |
3,583円 |
3,348円 |
3,449円 |
3月 |
2,368円 |
2,531円 |
2,225円 |
4月 |
1,218円 |
1,722円 |
1,522円 |
5月 |
1,293円 |
1,956円 |
1,410円 |
6月 |
1,448円 |
2,031円 |
1,329円 |
7月 |
2,497円 |
2,087円 |
- |
8月 |
2,446円 |
2,227円 |
- |
9月 |
1,618円 |
2,067円 |
- |
10月 |
1,497円 |
2,053円 |
- |
11月 |
3,572円 |
3,091円 |
- |
12月 |
5,376円 |
4,698円 |
- |
平均 |
3,087円 |
3,027円 |
- |
参照:東京都中央卸売市場月報「類別・品目別検索(水産)」
このように国産ズワイガニ1キロあたりの卸値は、時期によって変動します。
国内では資源保護のためズワイガニ漁ができる時期が制限されており、主に水揚げされるのは漁が解禁される10月頃から3月頃までとなります。11月頃にはスーパーで国産のズワイガニが並びはじめ、年末年始の需要が高まる時期に向けて価格は高めに推移します。
国内でズワイガニ漁ができない時期は、ロシアやカナダなどから輸入された商品が市場に出回ります。
蟹の値段相応の品質にこだわるなら通販がおすすめ
値段相応の美味しい蟹を入手したい場合、スーパーより通販で購入することをおすすめします。通販では鮮度のよいこだわりの蟹の中から、自分に合った商品を購入できます。
「通販では蟹の状態が確認できないから不安」と思われる方もいるかもしれません。しかし、品質にこだわっている通販業者であれば、むしろ市販よりも質の高い新鮮な蟹が買いやすい場合があります。加えて、流通までのコストがカットされていることからコストパフォーマンスにも期待できます。
さまざまな種類の蟹や異なる産地から選べるのも通販ならでは。家庭で食べやすいよう加工されているものを選ぶことで、蟹を食べ慣れない方でも安心して楽しめます。
こだわりの蟹をご家庭で|虎ノ門市場のおすすめ蟹3選
虎ノ門市場がおすすめする、選りすぐりの蟹を3つご紹介します。
- 規格外の訳あり!生ずわいがに 800g
- 生ずわいがにとボイルずわいがに親爪 計1.5kgの大ボリュームセット
- 北海道産毛ガニのぜいたく甲羅盛り
こだわりの蟹を気軽に注文できるのが通販の魅力です。ぜひご家庭で美味しい蟹を楽しんでください。
規格外の訳あり!生ずわいがに 800g
規格外の訳あり生ずわいがにを、お得に楽しめる商品です。
こちらは、ズワイガニの脚の太い部分を棒ポーションに加工する際、途中で折れてしまい、正規品として販売できなくなったもの。棒肉の長さにばらつきがあるだけで、味は正規品と同じです。蟹のスペシャリストが厳選したこだわりの「生ずわいがに」がたっぷり800g入っており、お得に楽しめます。
漁獲した船の上ですぐ加工し、急速冷凍しているため鮮度も抜群。お刺身はもちろん、さっと蒸してポン酢で食べると蟹本来の甘みが引き立ちます。半分殻を剥いた状態でカットしているため食べやすく、鍋に入れても蟹の出汁がしっかり味わえます。
さらに、境港のカニ屋が本気で作ったカニかまぼこ「kani surimi」12本も特別にセット。カニの身とカニ味噌を20%以上配合しており、風味は本物の蟹そのもの。自慢の逸品をぜひお試しください。
生ずわいがにとボイルずわいがに親爪 計1.5kgの大ボリュームセット
先にご紹介した生ずわいがにのポーションと、ボイルずわいがに親爪がセットになった商品です。どちらも訳あり商品のため、ボリューム満点ながら、味・品質ともに高いずわいがにが、お得に購入できます。
ボイルずわいがにの親爪は、水揚げ時などに殻に傷がついたものや色味が薄いものなど、見た目ではじかれた訳あり商品です。脱皮して時間がたっている堅蟹とよばれる蟹を使用しているため、身入りのよさは抜群。訳ありとは思えない美味しいボイルずわいがにをたっぷり700gも楽しめます。
爪の下の殻は食べやすく切り込みが入っているため、解凍後すぐに調理できます。カニ爪の天ぷらやグラタンなど、いろいろな料理で重宝します。こちらの商品にも、カニ屋が本気で作ったカニかまぼこ「kani surimi」が特別についています。
北海道産毛ガニのぜいたく甲羅盛り
北海道産の毛ガニの甲羅盛りが4個セットになった商品です。
甲羅の中に蟹のほぐし身とカニ味噌を丁寧に詰め込み、その上に毛ガニの棒肉を並べた贅沢な一品。一つひとつの甲羅に身がぎっしり詰まっているので、コスパは抜群です。
小ぶりな毛ガニは殻から身を取るのが面倒だと感じる人も多いかもしれません。こちらの商品は殻が剥かれているので、温めるだけですぐに食べられます。見た目にも華やかなので、お祝いの席やおもてなしにもおすすめです。
蟹の値段相場を商品選びの参考にしてみよう
蟹は、種類や産地、時期によって値段が異なります。食べやすく加工されたお買い得な蟹もあるため、料理に合わせて最適な蟹を選択するとよいでしょう。
通販なら、買付業者や加工業者が品質にこだわりをもって取り扱っている蟹を購入できるので、商品選びに失敗したくない方におすすめです。
テレビ東京のお取り寄せグルメを楽しめる「虎ノ門市場」を利用すれば、味にも品質にもこだわった美味しい蟹を自宅で満喫できます。
虎ノ門市場から注文して、ご家庭で美味しい蟹をぜひ味わってみてください。