カニの旬はいつ?北海道や福井など産地や種類別に紹介

kani-syun-00.jpg

「カニの旬はいつ?」「種類や産地によってカニの旬の時期は違うの?」 カニの旬に関して、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。せっかくカニを食べるなら、一番美味しい旬の時期に食べたいですよね。

この記事では、カニの旬の時期を種類や産地別に紹介します。 また、虎ノ門市場で購入できる選りすぐりのカニもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んで、旬の美味しいカニを堪能してください。

    目次
購入はこちら 北海道産 毛ガニのぜいたく甲羅盛りの詳細を見る

カニの旬はいつ?

kani-syun-01.jpg

カニの旬は季節や種類によって異なります。日本で食べられる代表的なカニの旬の時期は、次のとおりです。

種類 旬の時期
ズワイガニ 雄:11~3月
雌:11~1月
タラバガニ 4~6月 11~2月
紅ズワイガニ 年中を通して楽しめる
毛ガニ 年中を通して楽しめる
花咲ガニ 7~9月

冬の味覚の代表的ともいえるズワイガニは、雄と雌で旬の時期が異なります。雌は資源保護の観点から、漁獲時期は1年のうち11~1月までと厳しく制限されています。

それ以外の時期に水揚げされることはありません。

日本の代表的なカニの旬を種類ごとに解説

kani-syun-02.jpg

カニの旬は種類ごとに異なり、中には1年中出回るものもあります。日本の代表的なカニの種類は以下のとおりです。

  • ズワイガニ
  • タラバガニ
  • 紅ズワイガニ
  • 毛ガニ
  • 花咲ガニ

カニの主な水揚げ場所は北海道であり、旬の時期は冬です。しかし、漁獲できるカニの種類によって旬の時期は異なります。

漁獲量が多い5種類のカニの旬や、特徴などを紹介します。

ズワイガニの旬|11~3月

kani-syun-03.jpg

ズワイガニの旬は、漁獲が解禁される11~3月までです。資源保護の目的から、漁獲時期は11月6日から翌年の3月20日までとなっています。その他にも、雄の漁獲サイズは甲羅の大きさが9cm以上と厳しく取り決められています。

雄の旬は11~3月まで、雌は11~1月までと旬の時期が異なりますが、ズワイガニは基本的に雄を食べることが多いです。 カニの代表ともいえるズワイガニは、北海道の漁獲量が最も多いと思われがちです。

しかし、令和4年の漁獲量を見てみると、鳥取県で最も多く漁獲されています。

地域 漁獲量
兵庫県 500t
鳥取県 600t
北海道 500t
全国漁獲量 2,700t

参照:農林水産省「ズワイガニの漁獲量

ズワイガニは、繊細な肉質で甘みや旨味の強さが特徴です。しゃぶしゃぶ・ボイル・天ぷら・刺身など、どのような食べ方でも美味しくいただけます。

ズワイガニは北海道の他にも、兵庫や鳥取などの日本海でも漁獲ができ、品質にこだわったブランド蟹は、産地によって名称が変わります。

タラバガニの旬|4~6月と11~2月

kani-syun-04.jpg

タラバガニは4~6月と11~2月の年に2回、旬の時期が訪れます。2回の旬のうち、全水揚げ量の大半を占めるのは春から夏です。タラバガニは10月下旬頃に冬眠し、早春から沿岸に回遊し始めるため、冬の時期はごくわずかしか漁獲できません。

タラバガニはアラスカ産やロシア産といった輸入がほとんどで、国内では北海道でのみ水揚げされます。北海道近海では禁漁区や禁漁期間があるため、日本国内で流通するタラバガニのほとんどが海外産です。

水温10℃以下の寒い海に生息しているため、身がギュッと引き締まったぷりぷりとした弾力があります。ズワイガニに比べるとあっさりとした味であるため、ポン酢との相性が抜群です。

ズワイガニと見た目は似ていますが、ズワイガニの足は10本、タラバガニの足は8本しかありません。見た目はカニですが、足が8本しかないため生物学的な分類上ではヤドカリ科に分類されています。

紅ズワイガニの旬|1年中出回っている

kani-syun-05.jpg

紅ズワイガニは漁獲時期が長く、さまざまな漁港で水揚げされているため、ほぼ1年中出回っているのが特徴です。

紅ズワイガニは水深1,000~2,000m、水温0.5~1.0℃の場所に生息しており、1年を通して環境が同じであるため味に変化がありません。

しかし、鮮度が早く落ちるため、味が落ちにくい冬場が最も美味しく食べられます。

紅ズワイガニの全国の漁獲量は12,000tと、2,700tのズワイガニよりも多く、鳥取県で最も多く水揚げされています。

地域 漁獲量
鳥取県 2,000t
北海道 2,100t
新潟県 1,500t
全国漁獲量 12,300t

参照:農林水産省「ズワイガニの漁獲量

ズワイガニよりも甘みが強く、水分を多く含んでいてやわらかいのが特徴です。水分が多いため茹でて食べるのが一般的で、熱を通すと甘みがさらに強くなります。

食べられる紅ズワイガニはすべて雄です。雌の紅ズワイガニは抱卵期間が2年と長く、隔年でしか産卵しないこともあり、資源保護の観点から漁獲は全国で禁止されています。

毛ガニの旬|1年を通して美味しい

kani-syun-06.jpg

毛ガニは複数の漁港で水揚げされており、漁港によって漁獲時期が異なるため、1年を通して美味しく食べられます。 北海道で水揚げされる毛ガニの時期と産地は、次のとおりです。

産地 時期
オホーツク海側 3~6月
噴火湾 7~8月
根室沖 9~3月
日高沖 12~4月

北海道では1年を通して水揚げされており、産地によって味が変わります。 オホーツク海は植物性プランクトンが育ちやすい環境が整っており、これを食べて育った毛ガニはサイズが大きく旨味が強いのが特徴です。

流氷の関係で12月と2月は漁獲ができないため、流氷が過ぎ去った3月以降に水揚げされます。

噴火湾の周辺には温泉が複数あるため、ミネラルを摂取した毛ガニは繊細な味わいで、濃厚なカニ味噌を堪能できます。 根室沖は地形の影響で寒暖差が激しいことから、引き締まったぷりぷりの食感が特徴です。

日高沖は黒潮と親潮がぶつかる場所であるため、餌となるプランクトンが大量に発生します。豊富なプランクトンを食べて育った日高沖の毛ガニは、濃厚なカニ味噌が評判です。

花咲ガニの旬|初夏から秋

kani-syun-07.jpg

花咲ガニの旬は初夏から秋です。国内では北海道でしか水揚げされず釧路は3~7月、根室は7~9月と漁期が異なります。

花咲ガニは、北海道の根室沖とその近海でしか水揚げされていません。漁獲量も制限されているので、旬の時期が短いのも特徴の一つです。

冷たく寒い海で育った花咲ガニは、筋肉質なプリっとした食べ応えのある食感が特徴的です。身はみずみずしくて独特な甘味があり、濃厚なカニ味噌を味わえます。

花咲ガニは、大きなトゲと硬い甲羅でおおわれているのが特徴的です。熱すると赤色に変わり花が咲いたように見えることから、花咲ガニと命名された説があります。

また、北海道でしか水揚げされておらず、漁獲制限によって漁獲時期が短く市場に出回るのも同じ時期です。漁獲量が少なく短い期間しか食べられないため、幻のカニともいわれています。

カニの種類については、こちらの記事でより詳しく紹介しています。

▼関連記事
美味しいカニの種類は?美味しいと言われる日本四大カニの特徴や相場をご紹介!

産地別にみるカニの旬

kani-syun-08.jpg

カニの産地ごとの旬は、その地域で獲れるカニの種類や漁の時期によって異なります。 国内では、主に以下の地域がカニの名産地です。

  • 北海道
  • 福井県
  • 兵庫県
  • 新潟県
  • 石川県
  • 鳥取県

カニの有名な産地は日本海に面している地域で、主にズワイガニが漁獲されています。日本海の水深200m以下の海域は、ほとんど水の流れがありません。

また、日本海固有水と呼ばれる水温0~1℃、塩分34.1程度の流れ込んだ冷たい海水が保たれています。 ズワイガニの生息地は、水深180~350mで水温3℃以下です。

ズワイガニに適した環境が整っているため、日本海に面した地域で漁獲されています。

北海道で獲れるカニの旬

北海道では主にタラバガニ、毛ガニ、花咲ガニの3種類のカニを漁獲できます。北海道で獲れるカニの種類ごとの旬は以下のとおりです。

種類
タラバガニ 12~5月
毛ガニ 年中を通して楽しめる
花咲ガニ 7〜9月

北海道ではタラバガニが浅瀬に移動してくる12月頃から、カニが沖に移動する5月末までカニ漁を実施しています。タラバガニは水深30~360m以下で水温12℃以下の寒い海域にしか生息しないため、日本での水揚げは北海道のみです。

毛ガニは北海道全域で水揚げされ、漁港別に漁獲時期が異なるため、1年を通して美味しく食べられます。漁港場所によって味が異なるので、産地に注目して選ぶのがおすすめです。

花咲ガニは北海道の根室と釧路でしか漁獲されず、旬の時期は7〜9月です。根室市では毎年8月に「かに祭り」が行われています。漁獲時期が短く漁獲制限もされているので、カニ好きな方は、現地に足を運んで食べるのがおすすめです。

福井県で獲れるカニの旬

福島県で獲れるカニの旬は11〜3月です。福井県では毎年11月6日に越前がにの漁が解禁され、漁獲ができるのは翌年3月20日までと決まっています。

越前がには福井県で水揚げされるズワイガニの雄のことで、ズワイガニの中でもトップクラスを誇る最高級品種として知られています。

越前がには全国で唯一の皇室献上ガニであり、濃厚でコクのあるカニ味噌や身がぎっしり詰まった甘みのある身は一品です。

越前がにを漁獲できる越前海岸沖は、漁場から港までが近いため、水揚げしてから新鮮な状態で港に運ばれるのも美味しさの理由の一つです。

兵庫県で獲れるカニの旬

兵庫県で獲れるカニの種類ごとの旬は以下のとおりです。

種類
香住ガニ 9~5月
松葉ガニ 11~3月

兵庫県では香住ガニと松葉ガニの2種類のカニが有名で、香住ガニの旬は9~5月、松葉ガニの旬は11~3月です。

香住ガニは香住漁港のみで水揚げされる紅ズワイガニ、松葉ガニはズワイガニの雄です。 香住ガニは水深800~2,000mの海底に生息しています。ミネラル豊富な海洋深層水で育っているため、松葉ガニよりみずみずしく甘みの強さが特徴です。

一方の松葉ガニは、茹でてから時間が経った冷めた状態でも、ほんのりとした甘みがあります。 香住ガニとの大きな違いはカニ味噌です。甲羅の味噌焼きにすると、味噌がしっかりと固まり、濃厚で美味しいと評判です。

新潟県で獲れるカニの旬

新潟県で獲れるカニの種類ごとの旬は以下のとおりです。

種類
メガニ(女蟹) 11~2月末
越後本ズワイ 11~4月

新潟県では「メガニ(女蟹)」と呼ばれるズワイガニの雌と、越後本ズワイの2種類が有名です。

メガニの漁期は主に11~2月末で、越後本ズワイの旬は11~4月です。 ズワイガニは、資源保護の理由から漁獲できる時期が決まっています。

たとえば、西日本のメガニ漁は漁期が11~12月末と短く、新潟県のメガニの旬はより長く楽しめます。 メガニは雄に比べて食べられる身の部分は少ないものの、内仔(うちこ)と呼ばれる成熟した卵巣が美味しいと評判です。

越後本ズワイは新潟県村上市~糸魚川市と粟島浦村(あわしまうらむら)で水揚げされたものです。越後本ズワイには、独自の選別基準があります。

  • 新潟県村上市~糸魚川市と粟島浦村(あわしまうらむら)で水揚げされたもの
  • 重さ800g以上で身がぎっしり詰まっている雄(身入り指数38以上のもの)
  • 足が揃っていて色つやがいいもの
  • 泥を吐かせたもの
  • 出荷時に生きているもの

独自に決められた身入り指数は、身がどれだけぎっしり詰まっているかの目安となります。栄養を多く含んだ雪解け水の環境下の中で育った越後本ズワイは、味が濃厚だと評判です。

石川県で獲れるカニの旬

石川県で獲れるカニの旬は11〜3月です。

石川県では、日本海で育ったブランド蟹である「加能ガニ」が有名であり、9cm以上の雄のズワイガニのみが水揚げされます。

爪の部分まで身がたっぷりと詰まっており、繊細な旨味としっとりとした甘い味わいが特徴です。甲羅の中には、濃厚な味噌がこれでもかと詰まっています。

加能ガニは雄のズワイガニですが、石川県で獲れる雌のズワイガニは「香箱(こうばこ)ガニ」と呼ばれます。香箱ガニは、甲羅の中にある内仔(うちこ)が絶品だと評判です。

しかし、カニの子孫繁栄のため解禁期間は11月6日~12月29日までと短い期間しか漁獲できません。

鳥取県で獲れるカニの旬

鳥取県で獲れるカニの旬は11〜3月です。鳥取県では毎年11~3月に松葉ガニ漁が解禁されます。 松

葉ガニは、鳥取県内で水揚げされたズワイガニの雄のことを指し、その中でも甲羅のサイズが11cm以上のものを選別しています。長い足に身がぎっしり詰まっており、弾力性のある食感が特徴です。

旬のカニを堪能しよう!虎ノ門市場のおすすめのカニ5選

kani-syun-09.jpg

「虎ノ門市場」が厳選したおすすめのカニは以下のとおりです。

  • 北海道産 毛ガニのぜいたく甲羅盛り
  • 殻むきズワイガニ一番脚
  • 船上活ボイルずわいがに2杯(計1.8kg)
  • 北海道オホーツク産 流氷明けプレミアム毛蟹
  • ボイルずわいがに姿 2尾

虎ノ門市場では産地や名店、品質などにこだわった選りすぐりの美味しいカニを自宅で手軽にお楽しみいただけます。ここでは、数ある中から厳選したカニ商品を5つご紹介します。

北海道産 毛ガニのぜいたく甲羅盛り

kani-syun-10.jpg

毛ガニの身とカニ味噌の両方を楽しみたい方におすすめなのが、北海道産 毛ガニのぜいたく甲羅盛りです。

甲羅の中に盛り合わせられた、北海道産の毛ガニの身とカニ味噌をぜいたくに楽しめます。 そのまま食べるのはもちろん、甲羅を網に乗せて甲羅焼きとして食べるのもおすすめです。

お酒のおつまみにもなるので、酒飲みの方に試してみてほしい食べ方です。 北海道産 毛ガニのぜいたく甲羅盛りは、4個セットで販売されています。

見た目も華やかなので、家族で囲む食卓のご馳走にピッタリです。

購入はこちら 北海道産 毛ガニのぜいたく甲羅盛りの詳細を見る

殻むきズワイガニ一番脚

kani-syun-11.jpg

殻むきズワイガニ一番脚は「カニの女王」と呼ばれる、繊細で上品なズワイガニの脚を楽しめる商品です。 殻がむいてあるので、食べやすいのが特徴です。

冷凍状態で送られてくるので、ズワイガニの甘味や旨味を逃すことなく保存されています。 しゃぶしゃぶにしたり天ぷらにしたり、さまざまな食べ方で楽しめます。

購入はこちら 殻むきズワイガニ一番脚の詳細を見る

船上活ボイルずわいがに2杯(計1.8kg)

kani-syun-12.jpg

2013年1月の販売開始から現在までに90,000杯以上の販売を誇る船上活ボイルずわいがには、鮮度が高く新鮮な状態を保たれているのが特徴です。

一般販売されている冷凍のズワイガニは、漁獲してから船で港へ運び、そこから茹でて冷凍します。

しかし、こちらの商品は漁獲してから船の上で茹でて冷凍しているので、鮮度が抜群です。 みずみずしく引き締まったズワイガニの身は食べ応えがあり、甲羅の中には濃厚な味噌がぎっしりと詰まっています。

新鮮なズワイガニを自宅で楽しみたい方におすすめです。

購入はこちら 船上活ボイルずわいがに 2杯(計1.8kg)の詳細を見る

北海道オホーツク産 流氷明けプレミアム毛蟹

kani-syun-13.jpg

北海島オホーツク産 流氷明けプレミアム毛蟹は、濃厚でクリーミーな味噌が詰まった、旬の毛蟹を味わえる商品です。

流氷が溶ける3月末から4月末頃に水揚げされる毛ガニのことを、「流氷明け毛ガニ」と呼びます。オホーツク海で育った毛ガニは、流氷が運んできたプランクトンを餌に育ったため、栄養が多く含まれています。

豊富な栄養を蓄え、寒さから身を守るために引き締まった身は、プリっとした食感が特徴です。

こちらの商品の毛ガニは、身と味噌が80%以上詰まった堅蟹と呼ばれるものを厳選しています。ぎっちりと詰まったぷりぷりの身と、濃厚でクリーミーなカニ味噌を堪能できます。

購入はこちら 北海道オホーツク産 流氷明けプレミアム毛蟹の詳細を見る

ボイルずわいがに姿 2尾

kani-syun-14.jpg

ボイルずわいがに姿 2尾は、ロシア産のズワイガニを生きたまま日本へ運び、北海道紋別の職人によって選別され、茹でられてから冷凍保存しています。

生きたまま日本に運ばれてくるので鮮度は高く、すでにボイルされているので解凍すればそのまま食べられるのがおすすめポイントです。

丸々2尾のズワイガニを、家族でさばきながら楽しめます。

購入はこちら ボイルずわいがに姿 2尾の詳細を見る

カニの旬を知って季節の味覚を楽しもう

kani-syun-15.jpg

カニの旬は冬だと思いがちですが、産地や種類によって旬の時期が異なります。カニの種類による違いは以下のとおりです。

種類
ズワイガニ 11~3月
タラバガニ 4~6月と11~2月
紅ズワイガニ 1年中
毛ガニ 1年中
花咲ガニ 初夏から秋

また、種類だけではなく産地によっても旬が異なるので、食べたいカニの旬の時期を狙うのがおすすめです。

テレビ東京が運営しているお取り寄せグルメ「虎ノ門市場」では、厳選したカニを取り扱っています。「虎ノ門市場」を利用して、こだわりのカニをぜひ自宅で楽しんでください。

関連記事
一覧を見る