しらすの旬の季節はいつ?静岡県や湘南・鎌倉など産地ごとの美味しい時期も解説

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しらすといえばプリプリ食感が味わえる生しらすが有名です。他にも湯通しした釜揚げしらす、天日干ししたちりめんじゃこなどもあります。しらすを使った料理は一年を通してどこでも食べられるイメージがあるのではないでしょうか。

とはいえ、それならば美味しい旬の時期にしらすを味わいたいものです。この記事では、産地や種類別にしらすの旬を具体的に紹介します。

また、虎ノ門市場が厳選したおすすめのしらす商品も紹介します。最後まで読んで、虎ノ門市場から旬の美味しいしらすを注文しましょう。

    目次
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しらすの旬の季節はいつ?

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しらすの旬は春から夏にかけてです。日本では、とくに3月から6月頃が旬のピークとされています。

この時期にはしらすが豊富に水揚げされ市場に出回ります。ただし、具体的な時期や漁獲量については、その地域の漁獲状況や市場によってさまざまです。

生しらすの旬|夏から秋

生しらすの旬は一般的には夏から秋にかけてです。この時期にはしらすの成長が進んで身がふっくらとしてきます。もっとも美味しいのは7月から9月頃です。

生しらすとは名前の通り生のまま食べられるものをいいます。年中どこでも食べられますが、地域や漁獲状況によっては他の産地と旬がずれることもあります。

釜揚げしらすの旬|春から夏

釜揚げしらすの旬は一般的には春から夏にかけてです。この時期に水揚げ量が集中し、釜揚げしらすの生産が始まります。

釜揚げしらすとはしらすを熱湯で一瞬ゆでる調理方法です。主に日本の磯料理や海鮮丼などで使用されます。生しらす同様に地域や漁獲量によって旬の時期はさまざまです。

春しらすと秋しらすの違い

それぞれの違いは、稚魚が生まれた時期で決まります。春しらすは冬季に産まれた稚魚が成長したもので、秋しらすは春に産まれた稚魚が成長したものです。

親であるイワシの種類や生息地によって産卵期が異なるため、同じ春しらすや秋しらすでも旬も変わってきます。

しらすの産地ごとの旬の時期は?

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しらすは産地ごとで旬が異なります。各産地の旬は以下の通りです。

  • 【静岡県】3月末~1月中旬
  • 【神奈川県】4~12月
  • 【茨城県】4~6月と8~10月
  • 【兵庫県】4月末~11月
  • 【和歌山県】3月末~5月と9~11月
  • 【愛知県】6~8月
  • 【高知県】3~6月

静岡県のしらすの旬|3月末から1月中旬

静岡県のしらすの旬は春~秋です。主に駿河湾や相模湾を筆頭にしらす漁場が豊富にあります。

全国の漁獲量では第3位、しらす干しの生産量も同じく第3位です。しらすの生産に力を入れているといえるでしょう。

しらすはプランクトンを食べて育ちますが、そのプランクトンは夏になると増殖します。つまり、水温が高い夏になると栄養を蓄えたしらすを味わえるのです。

静岡県のしらすは清水港や由比港、用宗漁港の他、富士川河口、安倍川や興津川、由比や用宗や舞阪など多数の漁港で水揚げされます。中でも田子の浦のしらすは漁獲量が少ないため、希少価値も高めです。

一方で1月中旬~3月中旬がしらすの禁漁期間です。さらに年間の漁獲量に上限を設けているため、禁漁期間が変わることもあります。

参照:農林水産省「令和4年漁業・養殖業生産統計

神奈川県(湘南・鎌倉・江ノ島)のしらすの旬|4~12月

神奈川県は4~12月が旬と期間が長めです。中でも、4月~5月中旬のしらすはもっとも美味しいといわれています。1月~3月の禁漁期間以外はほぼしらすを楽しめるでしょう。

海に恵まれた神奈川県はしらすの名産地で、とくに湘南、鎌倉、江ノ島で多く獲れます。もっとも美味しいと評判なのは「春しらす」です。この時期は黒潮の流れの影響でしらすに脂が乗り、甘みがぐっと増します。

他にも季節の名前がついた「夏しらす」「秋しらす」も地元では有名です。

茨城県のしらすの旬|4~6月と8~10月

茨城県は4~6月、8~10月と、年に2度旬が訪れます。中でも9月~10月の秋のしらすは脂が乗っていて一年で一番美味しいと評判です。

関東地方では神奈川県に次ぐしらすの産地としても有名です。大洗町をはじめ、北茨城市、鹿島市、日立市でしらすの漁が行われています。

大洗町では毎年しらすを味わえる「春の大洗海の幸まつり」が開催されており、この時期は地元の人たちを中心ににぎわいます。

兵庫県のしらすの旬|4月末~11月

兵庫県のしらすの旬は4月末~11月までです。兵庫県はしらすの名産地として、関西で抜群の知名度を誇ります。

令和3年度の水揚げ量は全国1位です。これは全体の3割近くにおよびます。明石海峡のある淡路島がとくに有名で、特産品として扱われています。

毎年12~3月の禁漁期間を除けばほぼ通年で楽しめますが、春や秋に食べるのがおすすめです。

参照:農林水産省「令和4年漁業・養殖業生産統計

和歌山県のしらすの旬|3月末~5月と9~11月

和歌山県は3月末~5月と9~11月の春と秋が旬です。和歌山県もしらすの名産地として人気があります。

歌山市加太は生しらす、有田郡湯浅町釜揚げしらすの生産が盛んに行われています。カタクチイワシ、ウルメイワシ、マイワシなど種類も豊富で、和歌山県はしらすの宝庫です。

また、和歌山県では水揚げ港近くに多くのしらす加工場があるのが特長です。水揚げ後すぐに釜茹でを行えるため、新鮮な釜揚げしらすを堪能できます。地域のメリットを活かし、地元では「しらす丼」のアピールに力を入れています。

愛知県のしらすの旬|6~8月

愛知県のしらすの旬は6~8月の夏です。しらすの名産地、静岡に隣接する愛知県でもしらすの水揚げが行われています。主な産地は南知多町や田原市、碧南市です。全国の水揚げ量は兵庫県に次ぐ全国で第2位と、豊富な漁獲量を誇ります。

愛知県のしらすは「シロメ」とも呼ばれているのが特長です。シロメとはカタクチイワシの稚魚を指しています。愛知県のしらす漁は4~12月までですが、休業や操業時間短縮の協力を各漁場に呼び掛け、漁獲量の調整に取り組んでいます。

参照:農林水産省「令和4年漁業・養殖業生産統計

高知県のしらすの旬|3〜6月

高知県では春から夏にかけてがしらすの美味しい時期です。3〜6月頃が旬のピークといわれています。

高知県は日本有数のしらすの水揚げ地域であり、春から夏にかけては新鮮なしらすが市場に出回るようになります。高知県では、しらすを使った料理のバリエーションが豊富です。釜揚げしらすやしらす丼などの郷土料理が各地で堪能できます。

しらすが旬の時期以外でも食べられる理由

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しらすが旬の時期以外でも食べられる理由は、冷凍技術が進歩したからです。水分を多く含むしらすは足が早く、長期保存には適さない食材といわれています。しかし、近年では冷凍技術が進歩して長期保存がかなうようになりました。

そのため、正しい方法で冷凍保存することで、禁漁期間やしらす不漁の時期でも生しらすを楽しめます。

しらすの冷凍保存の方法については、以下の記事でも解説しています。

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しらすの冷凍保存方法は?解凍のコツやいつまで食べられるかを解説

旬のしらすを堪能しよう!虎ノ門市場のおすすめのしらす3選

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旬のしらすを堪能したい方は虎ノ門市場で購入しましょう。虎ノ門市場では産地やブランドにこだわって厳選した、おすすめのしらす商品を取り揃えています。

自宅で手軽に旬のしらすを堪能できるよう、産地や品質にこだわったしらすを3つご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

  • 静岡県吉田港産 生しらす沖漬け
  • 生しらすのくぎ煮シリーズ
  • 「白生地さつまあげ」20枚セット

1.静岡県吉田港産 生しらす沖漬け

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「沖漬け」のしらすを8パックセットでお届けします。朝に獲れた生しらすを自家製ダレに漬け込んだ自慢の一品です。

「丸三水産」は静岡県吉田港の目の前で開業して60年以上の歴史を誇ります。鮮度や技、味に一切の妥協を許さず、沖漬けを手掛けてきました。おつまみやご飯のお供、酢飯との相性も抜群です。苦みや生臭さも一切感じません。

わさびや海苔、大葉、ミョウガ、柚子などの薬味と一緒に食べるのもおすすめです。静岡県水産加工品評会県議会長賞を受賞した人気商品です。

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2.生しらすのくぎ煮シリーズ

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静岡県産のしらすを使った佃煮です。通常、ちりめんの佃煮は干したしらすを使用しますが、本商品は鮮度が高い生しらすを用いています。もしも鮮度が少しでも劣っていた場合、その身は崩れやすく商品として成り立ちません。

つまり、生しらすを使った佃煮はいかに早く釜に入れられるかがポイントとなるのです。静岡県では水揚げ後1時間以内に釜に入れられる環境が整っています。

正に良質なしらすと、迅速に対応できる環境下、しらすを扱う熟練の職人技を堪能できるすべての条件が揃っています。

醤油をベースとした濃い目の味付けなのでご飯のお供にピッタリです。

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3.「白生地さつまあげ」20枚セット

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しらす味2枚の他、いわしやねぎなど多様な味わいを楽しめるさつまあげのセットです。蒲鉾・さつまあげが有名な小田原の「すぎせい」が手掛けています。1904年創業と、100年以上の歴史を誇る老舗店です。

伝統の石臼で素材を練りあげ、熟練の職人による手造りにこだわり、丁寧に作っています。

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産地ごとにしらすの旬を知って美味しく食べよう

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しらすの旬は1年中といってもいいくらい、基本的に年中食べられる食材です。ただし、産地や時期によって一番美味しい旬は地域によって異なります。

禁漁時期が冬に集中している地域が多く、春先から秋頃までが一般的な旬といわれています。

虎ノ門市場では「生しらす沖漬け」や「生しらすのくぎ煮」など、しらすを使ったこだわりのお取り寄せグルメを購入できます。通販で注文してすぐに、一番美味しい時期のしらすをご自宅で味わってみてください。

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