おせちの卵料理の名前や意味とは?錦玉子などの地域料理やおすすめの卵料理も紹介

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「おせちに卵料理を入れる意味や由来は?」「おせちに入れるべき卵料理の種類を知りたい」このように、おせちの卵料理について気になっている方も多いのではないでしょうか。

1年に1回のおせちの卵料理は、新春のお祝いにもぴったりな華やかな見た目も魅力的です。この記事では、おせちに卵料理を入れる意味や代表的な卵料理の名前について解説していきます。

新年のおせち選びの参考にしてみてください。

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    目次
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おせちに入っている代表的な卵料理の名前や読み方

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おせちに入っている代表的な卵料理は以下の通りです。

  • 錦卵
  • 伊達巻

おせち料理は種類が多く、卵を使った料理だけでもバリエーションが豊富です。また、似たような名前の料理や、一見すると読み方がわからないものもあります。まずは、代表的な2種類の卵料理について解説していきます。

錦卵(錦玉子・二色玉子・二色卵)(にしきたまご)

錦玉子は、茹で卵を黄身と白身に分けてそれぞれ裏ごしし、重ねたり模様を作ったりして蒸し上げた料理です。白身の白と黄身の黄色のコントラストを活かして、上下2層やうずまき型、市松模様など華やかな見た目で作ることが多いおせち定番の卵料理です。

錦玉子は入っているだけでお重の華やかさを一層盛り立ててくれます。卵料理の華やかな模様に注目してみると、新年のお祝いにふさわしいおせち選びに役立つでしょう。

伊達巻(だてまき)

伊達巻は溶き卵に魚のすり身や砂糖などを加えて焼いた料理で、老若男女誰にでも好まれやすい一品です。

ジグザグとした表面にうずまき模様の「の」の字型をしているのが特徴で、砂糖の優しい甘さと出汁の風味が効いています。ふんわりとした口当たりとやわらかくジューシーな食感が特徴です。小さな子どもでも食べやすく、世代を問わず愛されている不動の人気を誇るおせちの卵料理です。

おせち料理の伊達巻の意味については、以下の記事で詳しく紹介しています。

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おせち料理の伊達巻がもつ意味や由来とは?歴史やアレンジレシピも解説

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おせちに卵料理を入れる意味とは?

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おせちに卵料理を入れる意味は、子孫繁栄を願うためです。卵自体が生命の象徴ともされており、その卵を使った料理は子孫繁栄を意味していることから、子宝に恵まれますようにという願いが込められています。

また、おせちの代表的な卵料理である錦卵は「財を成す」という意味をもっています。黄身を金、白身を銀に例えており、さらに二色と「錦」の語呂合わせから、金運向上の縁担ぎとされたのです。

華やかな白と黄色の色合いが華やかな卵料理は、お重を華やかに見せるためにも欠かせません。新年のお祝いにぴったりなおせち選びは、卵料理のもつ意味にこだわって選ぶのもおすすめです。

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おせちに入れる魚卵の料理

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おせちには鶏卵の料理だけでなく、魚の卵を使った料理も含まれます。代表的なおせち料理で使われる魚の卵は、以下の通りです。

  • 数の子
  • いくら
  • 鯛の子

魚の卵にも、鶏卵と同じように子孫繁栄の意味があります。海の近い地域では、海の幸をおせちに取り入れることで「漁業がうまくいく、豊かな一年となりますように」と願いが込められました。ここからは、おせちに入れる魚の卵について種類ごとに解説していきます。

数の子|ニシンの卵

数の子はニシンの卵(ニシンの魚の卵)を塩漬けにしたものです。

数の子は縁起のいい食材とされており、子孫繁栄や縁起担ぎの意味合いがあります。日本の新年の伝統的な料理の一つに数えられ、コリコリとした特徴的な食感の定番おせち料理として親しまれる一品です。

おせち料理の数の子の意味については、以下の記事で詳しく紹介しています。

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おせち料理の数の子の意味とは?塩数の子や味付け数の子などの違いやアレンジレシピも紹介

いくら|サケの卵

いくらはサケの卵を醤油漬けにしたもので、鮮やかな赤色と豊かな風味が特徴です。鮮やかな赤色は日本の伝統的な色であり、晴れの日にふさわしい食材です。特有のプチプチとした食感と、じゅわっと塩気のある味わいが広がります。

いくらも子孫繁栄や豊かさの象徴とされており、おせちの人気食材の一つです。地域によってはおせちだけでなく、お雑煮に入れる場合もあります。

鯛の子|鯛の卵

鯛の子は鯛の卵を煮物にしたもので、豊かな味わいが特徴です。「おめでたい」の語呂合わせなど、縁起のいい食材とされており、子孫繁栄や幸運の象徴とされています。また、関西のおせちに入っていることが多いのも特徴です。

地域によって食べられているおせちの具材は少しずつ異なり、とくに魚の卵は地域の特色が現れていることが多いのもポイントです。馴染みのある地元のおせちはもちろん、普段とは一味変えて、異なる地域のおせちを選んでみましょう。

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おせちでおすすめの卵料理の名前一覧

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おせちでおすすめの卵料理は以下の通りです。

  • 厚焼き卵
  • だし巻き卵
  • 鰻巻(うまき)
  • 岩石卵
  • 千草焼き
  • 卵黄漬け
  • 茶碗蒸し
  • えびす/べろべろ

卵料理といっても種類が多く、お重を華やかに演出してくれる卵料理はたくさんあります。また、日常的に食べられている卵料理であっても、おせちに合わせて見た目を工夫すれば華やかさが増すのもポイントです。

ここからはおすすめの卵料理を一つずつ解説していきます。

厚焼き卵

「厚焼き卵」は日常的にも愛され、好みに合わせて甘い味付けや塩っぱい味付けにもできる定番の卵料理です。おせち料理としてももちろん最適で、より華やかに仕上げるために芝海老など具材を入れてみるのもよいでしょう。

他にも巻きすで形に工夫したり、型抜きを活用したりすることでお正月感を加えるのもおすすめです。いつもの厚焼き卵もアクセントを加えることで、華やかなおせち料理にぴったりの一品になります。

だし巻き卵

「だし巻き卵」はたっぷりの出汁を入れて焼き上げた人気の卵料理です。普段の卵焼きや厚焼き玉子に出汁を加えることで、ひと手間が加わったおせち料理にぴったりのメニューとなります。

出汁が加わることで水っぽくなり、焼くのが難しいのも特徴ですが、卵液を裏ごしすることで作りやすくなります。ぜひ試してみましょう。

鰻巻(うまき)

「鰻巻(うまき)」はうなぎを巻いた卵焼きです。高級食材のうなぎを加えることで、特別感が増すのでおせち料理にもぴったりです。卵の濃密でコクのある味わいに、うなぎのふわふわ食感と濃厚なタレの味わいがマッチしています。

卵焼きで巻くだけなので、うなぎが少量あれば作れる卵料理です。

岩石卵(がんせきたまご)

「岩石卵(がんせきたまご)」は、粗みじん切りにしたゆで卵の白身と潰した黄身を混ぜて蒸した卵料理です。ごつごつとした見た目となっており、その見た目が名前の由来となりました。

白身と黄身を混ぜる際は砂糖や出汁を加えるため、優しい甘さと奥深い風味が魅力です。普段より華やかでひと手間かけたおせち料理にはぴったりのメニューです。

千草焼き

「千草焼き」は、卵液にみじん切りにした野菜などを加えて焼いた卵料理です。野菜以外にきのこや魚介のすり身などを加えて焼くものもあり、自分の好みの具材を入れて楽しむのもおすすめです。

具材がたっぷりと入っている断面はカラフルで、おせちを華やかに演出してくれます。

卵黄漬け

「卵黄漬け」は、卵の黄身を醤油や味噌などで漬け込んだ料理です。ご飯の上に乗せて食べると、トロっととろける濃厚な黄身が味わえます。

作り方がシンプルなので、手軽に作りやすいことも魅力の一つです。卵黄はお正月の日の出を連想させることから、新年の晴れの日にはぴったりともいえます。

茶碗蒸し

「茶碗蒸し」は、出汁と混ぜた卵液に具材を入れて蒸した料理です。中の具材を型抜きして華やかな見た目にすれば、おせち料理の一品としてもふさわしいでしょう。

また、余ったおせちの具材を入れて作るアレンジレシピとしても楽しめます。おせちが残ってしまったときはぜひ試してみましょう。

えびす / べろべろ

「えびす」は、卵を寒天寄せにしたもので、「べろべろ」「はやべし」とも呼ばれます。卵と寒天に加え、塩、砂糖、生姜、醤油などを使用し、甘じょっぱい味わいが特徴です。

石川県では郷土料理として根付いており、おせち料理の定番メニューです。お正月以外でも、祭りや祝い事に欠かせない行事食として親しまれています。

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おせちの卵料理に関するよくある質問

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おせちの卵料理に関するよくある質問について、以下の3つを取り上げて解説します。

  • おせちの錦卵と伊達巻の違いとは?
  • おせちの錦卵と錦糸卵の違いとは?
  • 錦卵を食べる地域はどこ?

おせちの錦卵と伊達巻の違いとは?

錦卵は材料に卵をメインで使用し、伊達巻には魚のすり身が入っているという違いがあります。代表的なおせちの卵料理である錦卵と伊達巻ですが、材料が異なることが特徴です。

どちらも自宅で作れる料理で、伊達巻は魚のすり身以外にはんぺんを使用する場合もあります。フードプロセッサーを活用すれば自宅でも手軽に作れるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

おせちの錦卵と錦糸卵の違いとは?

名前が似ている錦玉子と錦糸卵ですが、錦卵は卵を蒸したもので、錦糸卵は薄焼き卵を細く切ったものです。錦糸卵も日本の伝統的な行事やお祝いの場でよく使われる卵料理の一つで、桃の節句で食べるちらしずしの上に乗せる家庭も多いでしょう。

もちろん、おせち料理に使うのもおすすめです。

錦卵を食べる地域はどこ?

錦卵は東京など一部の地域で食べられている卵料理です。錦玉子は江戸時代のおせち料理に由来するものであり、現在も築地や上野など東京の店舗で販売されています。

そのため、関東圏では比較的見かけることの多い卵料理ですが、関西圏ではほとんど見られない地域ならではのおせち料理です。

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卵料理が入ったおせちで新年をお祝いしよう!

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おせちに入っている卵料理は、錦卵や伊達巻をはじめ、バリエーションも豊富です。同じ卵料理でも、おせちでの意味合いが少しずつ異なるので、新年への願いを込めて料理を選んでみるのもおすすめです。

テレビ東京がプロデュースする「虎ノ門市場」では、今回紹介した卵料理の入ったおせちをはじめ、さまざまなおせちを取り扱っています。「虎ノ門市場」で新年のお祝いにふさわしい、こだわり抜かれたおせちをお取り寄せしましょう。

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