- ■信州そば発祥の地・長野県伊那市
奈良時代の山岳信仰により、山国である信濃の国には、修験道場として多くの霊山が開創されました。
その際、修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が、修業のため小黒川をさかのぼって駒ヶ岳を目指す途中、 立ち寄った「伊那」の村人たちに温かくもてなされたお礼として、「そばの実」を村人に渡し、 厳しい気候でも収穫できるそばの栽培方法を伝えたのだそうです。
これが、信州そば栽培の始まりです。
村人たちはこのそばを大切に育て、信濃の国全体に広めたと伝えられています。
役小角が立ち寄ったと言う内の萱の駒嶽神社では、「そば発祥の地」の碑も建てられています。
その後、戦国時代後期頃。高遠藩の保科正之公は無類のそば好きであったと伝えられており、 正之は1636年山形最上藩、1643年福島会津藩へ転封する時も、そば職人や穀屋などを連れて行ったとされ、 のちの、四代将軍家綱の後見役として江戸に詰めた27年間にも好んで信州そばを食し、 江戸中期以降に花開いた江戸のそば文化にも大きく影響したとされています。
現在も残る山形の「寒ざらしそば」、会津の「高遠そば」は信州そばの伝播の証であり、 信州伊那から山形、会津へそして江戸へと大きく広がっていったといわれています。
■おいしいそばの産地として名高い『信州・伊那』
南アルプスのふもとでもある長野県は、「そば」栽培に必要な冷涼な気候が条件とされており、 夏場の平均気温が25度程度であることから、良質な「そば」の栽培に適しています。
なかでも伊那市は、晴天率が高く日光に恵まれ、標高が高く昼夜間の気温の差も大きいことから、 良質で香り豊かな「そば」が収穫できるのです。
■信州・木曽屋のおそばをご紹介!
長野県産の玄そばを石臼で丹念に挽き、挽きたてのそば粉を、 南アルプス仙丈ケ岳のミネラルを含んだ天然湧水で打った信州そばを製造しているメーカー「木曽屋」。
そんなこだわりのそばを楽しめる「信州そばセット」です。
【味噌味のつゆで食べる「高遠そば」】
江戸時代から受け継がれる食文化といわれる、「辛つゆ」で食べるのが高遠そば。
「辛つゆ」は、焼き味噌を辛み大根のおろし汁で溶いた独特のつけ汁です。
焼き味噌つゆをセットにしてお届けしますので、大根のみご用意いただくと、 ご家庭で伝統の味がお楽しみいただけます。
【今の季節しか味わえない「桜そば」】
長野県伊那市高遠は桜の名所として知られており、 日本さくらの会の「さくら名所百選」にも選ばれるほど。
そんな伊那・高遠の名所にふさわしい桜をイメージして誕生したのが「桜そば」。
桜そばは、長野県産の石臼挽きそば粉に、桜の香りを加えた季節を感じる一品。
ほのかに桜の香りがする桜そばは春を感じさせ、今の季節でしか味わえない、桜そばです。
■美味しいお召し上がり方
ゆで上がった麺を冷水で水洗いし、麺のぬめりを取ってざるそばでお召し上がりください。
- 商品コード
- DN065784
- 保存方法
- 常温
- 賞味期限
- 製造日より90日
(2人前:めん220g、焼きみそつゆ25g×2)×2
桜そば 4人前
(2人前:めん200g、つゆ32g×2)×2